小粒ゲーム紹介79:Journey of a Roach

スイスのゲーム開発スタジオKoboldgamesと、ドイツのゲーム開発スタジオDaedalic Entertainmentによるゲーム「Journey of a Roach」の紹介。

一言で:Journey of a Roachとは
ゴキブリが主人公のカートゥーン調3Dアドベンチャー


概要

  • ジャンル:3Dアドベンチャー
  • 開発者:KoboldgamesDaedalic Entertainment
  • リリース日:2013年11月5日
  • 価格:通常時720円、セール時72円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:1~2時間
物語性 ★★★★☆
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆
コスパ ★★★☆☆
かわいさ ★★★☆☆

 

こんな人にお勧め

  • ポイント&クリックゲームが好きな人
  • ストアページ画像を見て不快に感じない人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

核戦争、世の終末、生命のない荒野や荒れ地。
生命がない? そんなことはない!
変異した昆虫たちは防空壕を自らの住処とし、世界を探検するために旅にでた。
このポイント&クリックの冒険では、陽気で奇妙な世界の終わりを体験し、ゴキブリのジムとバッドと共に外の世界を目指します。

Journey of a Roachは、外の世界を見ることを決意する2匹の友達同士のゴキブリの物語。
上に行く途中、世界滅亡後の地球に密かに住んでいる様々な種類の奇妙な虫たちと出会う。 ポイント&クリック冒険スタイルのこの大気的3Dゲームでは、ゴキブリのジムとして防空壕の壁や天井を楽々と駆け回るところから始まります。 この革新的でダイナミックなゲームメカニックは全く新しいパズルデザインの体験を創出する。 こだわりのセンスから設計されたスピーチバルーンは一風変わった新しい対話の経験を作り上げ、サウンドトラックは世界滅亡的な雰囲気を漂わせます。

主な特徴

  • ユニークな環境でのポイント&クリックの冒険
  • 秘密の地下を探検しながら、壁や天井を駆け巡ります
  • 革新的なコントロールによる動的なゲームの仕組み
  • 大気3Dのコミックスタイルの世界
  • ユーモラスな、非言語的手段を持つチャーミングで思い出に残る二匹の主人公のストーリー

このゲームは、3Dのアドベンチャーゲームで、ポイント&クリックゲーム系のものである。そして何より、このゲームは主人公がゴキブリという、かなり珍しいゲームである。また、登場キャラクターも昆虫である。とはいえ、カートゥーン調であるため、ある程度可愛らしくなっている。それでも、どうしても苦手な人もいるだろうから、一応注意してもらいたい

ストーリーは、上記の説明文どおり。

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言語が使われていないのも特徴。絵やジェスチャーで表現される。

操作について。左右と奥手前への移動と、アクション、アイテムの使用など、よくあるアドベンチャーゲーム。

ゲーム性について。これもよくあるアドベンチャーゲームのように、先へ進むためにいろいろと調べたり、アイテムを集めたりするといったあたり。しかし、そこにゴキブリらしさが出る。
特徴として、何よりも真っ先に挙げられるのが、壁や天井を(ほとんど)好きに歩き回れることである。謎解き等もそれに合わせており、結構歯ごたえのあるゲームプレイとなっている。

総じて、アドベンチャーゲームとしてなかなかに完成度の高いゲーム。見た目で拒否感がなければ、ぜひ遊んでもらいたいところ。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
まずはストーリーについて。「花を手に入れるため、様々な場所を通り、アリと対立するも、最終的に花を手に入れたジムとバッド。そこに、(いろいろあって)一匹だけアリが来て、またもや対立…と思いきや、いろいろあって和解。最後に、花があふれる場所のシーンで終わり。」といったあたり。基本的に言語がないゲームだが、ストーリーはかなり良く、昆虫という設定が十全に生かされている。

操作性について。全体的に問題はないが、若干酔いそうになるカメラワークは少し気になった。

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絵なども何が求められているのかがわかりやすい。

ゲーム性について。この点も昆虫という設定がうまくいかされている。

総じて、全体的に良いアドベンチャーゲーム。やはりDaedalic Entertainmentのアドベンチャーゲームには良いものが多い。