小粒ゲーム紹介71:The Haunted Island, a Frog Detective Game

オーストラリアのゲーム開発者、Grace Bruxner氏、Thomas Bowker氏、Dan Golding氏によるゲーム「The Haunted Island, a Frog Detective Game」の紹介。

一言で:The Haunted Island, a Frog Detective Gameとは
探偵のカエルになって島の謎を解く超絶ゆるい一人称視点アドベンチャー

Frog Detectiveシリーズ

The Haunted Island, a Frog Detective Game(今ココ)→Frog Detective 2: The Case of the Invisible Wizard


概要

  • ジャンル:一人称視点アドベンチャー
  • 開発者:Grace Bruxner氏、Thomas Bowker氏、Dan Golding氏
  • リリース日:2018年11月23日
  • 価格:通常時520円、セール時364円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:無、辞書片手か相当の英語力が必要
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:~1時間
物語性 ★★★☆☆
ゲーム性 ★☆☆☆☆
難易度 ★☆☆☆☆
コスパ ★☆☆☆☆
ゆるさ ★★★★★

 

こんな人にお勧め

  • ゆるい雰囲気が好きな人
  • 英語力に自信のある人
  • なんでも笑って許せる人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

あなたは探偵です。そしてカエルです。つまり謎を解く時が来たというわけです。

このゲームは、タイトルを訳した「ホーンテッドアイランド カエル探偵ゲーム」のまんま、カエル探偵が主人公の一人称視点アドベンチャーである。絵柄から見て取れるように、非常にゆるいゲームで、探偵と言いながら事件自体も殺人などではなくてゆるい。登場人物がすべて動物なのもゆるさを増している。
そのため、ガチでやるようなゲームではなく、どちらかというとゆるさを楽しむだけのゲームである。あまり多くを期待しすぎないほうが良いかもしれない。

なお、本作は日本語に対応していないうえ、砕けた表現が多用される。そのため、辞書片手か、相当の英語力がないとストーリーの理解は難しい。

ストーリーについて。タイトルにもあるように、「とある島で幽霊の声が聞こえる事件が発生する。その解決のためにカエル探偵が送り込まれる。」といったあたり。

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虫眼鏡。重要アイテムだが使うことはまずない。某ゲームの弁護士バッジみたいだ。

操作について。前後左右への移動、視点操作、アクション、そして虫眼鏡をのぞき込む操作がある。虫眼鏡は、実際のところなくても問題ないが、本作の設定上非常に重要…らしい。

ゲーム性について。基本的に島の住民などと話す→証拠や必要なアイテムを見つけ、ストーリーが進むといったあたり。基本的につまづく要素はなく、全部のキャラクターに話す程度で話が進む。

総じて、ゲームとしては非常に残念な出来ではあるが、この雰囲気のおかげで許せる感じが出ている。ただ、それでも値段に対するプレイ時間の短さなど、そこは最低限何か欲しかったなとも感じる。なお、このゲームには続編「Frog Detective 2: The Case of the Invisible Wizard」がある。気に入った人は遊んでみるのも良いだろう。
余談だが、パブリッシャーに「SUPERHOT PRESENTS」とあるように、(なぜか)SUPERHOTもかかわっている。そちらのほうからこのゲームにたどり着いた人もいることだろう。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
といっても、ストーリー以外は上記したような、「ゆるいがゲームとしては…」という感じで、ほかに言うことがないためストーリー部分だけ。

結果としては「幽霊はいなかった(厳密には、ダンスの練習をしている人のラジオの音だった)ため、当初の予定通りダンス大会を開催する。そして最後に新たな事件へと…」で終わる。うん、まあ、なんというかここまでくると一周回って面白い。

今作は、このようにあまり多くの要素がないが、次回作ではパワーアップされている。「QT」のように、よりゲーム性が上がれば非常に面白い作品となることだろう。