
カナダのゲーム開発スタジオ、Cococucumberによるゲーム「Planet of the Eyes」の紹介。
一言で:Planet of the Eyesとは
謎の惑星を音声ログとともに探検する2Dパズルプラットフォーマー
概要
- ジャンル:2Dパズルプラットフォーマー
- 開発者:Cococucumber
- リリース日:2015年8月24日
- 価格:通常時980円、セール時196円、PS4版1,018円、Xbox One版1,150円
- プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★☆☆☆☆ |
パズル性 | ★★☆☆☆ |
こんな人にお勧め
- ストーリーベースのプラットフォーマーが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
謎に満ちた惑星に取り残された、とある奉仕ロボットの物語を紐解く謎解きアクションゲーム「Planet of the Eyes(プラネット・オブ・ジ・アイズ)」。ため息のでるようなグラフィックの中、難解なパズルとアクション、完全オリジナルのサウンドトラック、そしてフルボイスで収録したもう一人の生存者による音声ログがプレイヤーを魅了する。未知の世界を、孤独なロボットと一緒に探検しよう。
このゲームは、主人公であるロボットを操作し、謎の惑星を音声ログを拾いながら進む2Dパズルプラットフォーマーである。
あらかじめ断っておくが、このゲームはなかなか解説できる要素が少ない。良くも悪くも、まさにストーリーベースの2Dプラットフォーマーである。独自性が弱いが、質はある程度保証されていると言える。
ストーリーは、説明文にあるように、「謎に満ちた惑星に取り残された、とある奉仕ロボットの物語を紐解く」といったものである。
操作について。上下左右への移動、ジャンプ、物をつかむ/離すである。

ゲーム性について。基本的にはありがちなパズルプラットフォーマーである。謎の惑星だけあり、謎の生き物が出てきたり、謎の音声ログが落ちていたりするが、謎解き自体にはそこまで奇抜性があるというわけではない。
総じて、パズルプラットフォーマーとして手堅くできているが、独自性の薄さや、値段の割に短めであることから、なかなかこれといった面白さを見出しづらいゲーム。一部では、「LIMBO」に近いという声もあるが、やはりあちらと比べると劣ってしまう感が否めない。ストーリー性自体はなかなかのものであるし、今後に期待をしたい。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
とにかく、ストーリーの驚きとゲームの手堅さ以外には、なかなか面白さを見出しづらいゲームである。これがもっと安ければ評価は変わるのだが、フルプライスだと1,000円前後というのは、なかなかに高いと言わざるを得ない。
ストーリーについて。音声ログを拾っていくと、主人公のロボットの経緯が明らかになっていくとともに、最終的に主人公は爆弾であるということがわかる。これには驚きがあるとともに、そうした中でも先へと進んでいくロボットという構図に、いろいろと考えさせられるものがある。

操作性について。プラットフォーマーとしてはそれなりである。若干、掴む操作が微妙な感じはあるか。
ゲーム性について。パズル要素とプラットフォーミング要素はどちらもそれなりに良いのだが、終盤プラットフォーミングの難易度が大幅に上がるあたり、若干難易度曲線の微妙さを感じる。
総じて、とにかく値段が足を引っ張っているゲーム。セール時でも若干高く、バンドルに入っていると良い感じのゲームである。しかし、ストーリー性とゲーム性には可能性を感じられるので、今後に期待したい。