大粒ゲーム紹介33:MO:Astray

台湾のゲーム開発スタジオ、Archpray Inc.によるゲーム「MO:Astray」の紹介。

一言で:MO:Astrayとは
かわいいキャラと謎の施設、そして若干のグロさが特徴の高難易度2Dパズルプラットフォーマー


概要

  • ジャンル:2Dアクションパズルプラットフォーマー
  • 開発者:Archpray Inc.
  • リリース日:2019年10月25日
  • 価格:通常時1,780円、セール時1,246円、Switch版1,580円
  • プラットフォーム:SteamSwitch
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:10~15時間
物語性 ★★★★★
ゲーム性 ★★★★★
難易度 ★★★★★★★
コスパ ★★★★★
グロさ ★★☆☆☆

 

こんな人にお勧め

  • 雰囲気に惹かれた人
  • 高難易度プラットフォーマーが好きな人
  • スライムが主人公のゲームが好きな人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

《MO:Astray》はドット絵風横スクロール謎解きアクションゲームです。特殊な能力を持った主人公MOの跳ぶ・くっつく等の特技を使って、異形の敵やトラップで溢れたステージを突破しよう。

このゲームは、スライム的な生き物「MO」が主人公の2Dアクションパズルプラットフォーマーである。見た目通り、壁や天井にくっつくことができ、ゲーム内容もそれを大きく生かしたものとなっている。

なお、難易度はいくつか選べるが、基本的に難易度高めである。絵柄から簡単そうに思ってプレイすると詰みかねないので注意。
また、若干ではあるがグロテスクな表現があるため注意が必要。

ストーリーについて、ストアページより引用。

暗く湿った暗闇の中で、巨大な機械が奇妙な音を発した。コンピューターによって管理された先進的な設備は既に全て異星獣と原住民による侵略を受けていたが、依然として狂ったように運転を続けている。
荒廃した実験室の中、エメラルドグリーンの不思議な生物MOが目覚めた。そして自身が、既に異星の植物に寄生された死亡と転生のシステムの間で悲惨な輪廻転生をしている人類と危険に満ちた環境に直面していることに気が付いた。
そして誰かがこっそりと何もかもを覗き見ているような気もした。
探索を行ううちに、MOは自身が何か偉大な任務を背負っていることを意識するようになった。耳元で低くささやく声に導かれ、数多の障害を突破していく。
一体だれがこんな惨状を作り出したのか?問題の答えを探す道の途上で、どんな苦難が待っているのだろうか?

このように、非常に奥が深く、また重いストーリーとなっている。

mo_intro
主人公「MO」。かわいい。そしてこの美麗なグラフィック。

操作について。最初からできることは基本的に上下左右への移動とジャンプだけなのだが、このジャンプが重要な要素となる。ジャンプは好き勝手にできるわけではなく、指定した角度で、放物線上に跳ぶようになっている。また跳んでいる最中は姿勢制御ができないため、この時点でなかなかに癖が強い。

ゲーム性について。上述したように、独特な操作を駆使して先へ進み、様々な謎を解き明かしていくといったものである。また、この操作性に、更にこのゲームならではの独自要素が追加されることで、より難易度が向上している。
主人公は見た目通り、壁や天井にくっつける。だがくっつくのにも制約がある。くっついた後は基本的に自由に移動ができず、垂直に落下するか、ジャンプするかが基本になる。そのうえ、ステージには大量のトラップがあるため、ちょっとした操作ミスで死亡してしまう。一応体力は存在するが、即死系トラップが多く、あってないようなものである。幸い、チェックポイントは多めで、基本的に何度でもやられるように設計されている。

mo_trap
下に落ちないように、トゲにあたらないように、回転する箱を進む。

このゲームは、パブリッシャーでもあるRayarkが開発にかかわっている。Rayarkと言えば、「DEEMO」や「Cytus」などで有名である。そのRayarkがかかわっているだけあって、美麗さやストーリーは非常に素晴らしいものとなっている。
そのうえで、ゲーム性も独自性が高く、難易度は高いがやられても「次こそは」という気持ちになる。プレイしていて、少しながら「Celeste」を彷彿とさせた。

総じて、全方面にクオリティが高いゲーム。収集要素や特別なモードもあり、値段以上に楽しめる。高難易度プラットフォーマーが好きな人はぜひ。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
最初の段階、まだ普通のジャンプしかできない段階では、かなりパズルプラットフォーマーとしての側面が強いが、能力が増えていくたび、プレシジョンプラットフォーマーとなっていき、難易度が上昇していく。この難易度曲線は結構よく、軽くスパルタ式ながらも、どんどんとMOを自由自在に動かせるようになっていく

ストーリーについて、具体的な言及は他サイト様に任せるとして、ただストーリーを進めるだけでもわかるようにはなっているが、収集要素をすべて集めると、非常に切ない気分になる。特にキャラクター一人ひとりに設定されている内容が、より深みをもたらしている。

mo_boss
このボス戦にもスキャン要素があるが、やられずにやるのは難しい。

操作について。上述した以外に、空中ジャンプや強ジャンプ、空気を含んだ状態での移動、そして相手の頭をもぎ取るアクションまである。特に最後のアクションはグロテスクさが強く、なかなか使用するのに抵抗感がある。その他、様々な操作が追加される。

ゲーム性について。コンセプトやストーリー性とかみ合いつつ、難易度が高いが、ステージがしっかりと設計されており、楽しめるようになっている。徐々にアンロックされていく能力や、ギミック、そしてストーリー展開によって、プレイヤーを飽きさせない。なかなかに独特なゲーム性ではあるが、非常に様々な面でうまくできているように思う。

総じて、高難易度プラットフォーマーが好きなら楽しめる作品。アプデで更に追加された難易度は、もはやクリアさせる気ないだろと言いたくなる難しさ(記事執筆時点で実績取得率0.3%)ではあるが、腕に自信のあるプレイヤーならぜひ挑戦してもらいたい。