小粒ゲーム紹介60:Fire: Ungh’s Quest

ドイツのゲーム開発スタジオ、Daedalic Entertainmentによるゲーム「Fire: Ungh’s Quest」の紹介。

一言で:Fire: Ungh’s Questとは
石器時代をテーマにした面白おかしなポイント&クリックアドベンチャー


概要

  • ジャンル:2Dポイント&クリックアドベンチャー
  • 開発者:Daedalic Entertainment
  • リリース日:2015年4月10日
  • 価格:通常時990円、セール時198円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:1~2時間
物語性 ★★☆☆☆
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆
コスパ ☆☆☆☆☆
コメディ ★★★☆☆

 

こんな人にお勧め

  • ポイント&クリックゲームが好きな人
  • コメディタッチなゲームが好きな人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

ファイヤーは直感パズル型の探索アドベンチャー。言葉で表現する以上に、ワイルドでおもしろい物語。石器時代を冒険し、この 時代の困難に直面。

このゲームは、石器時代を舞台とした2Dポイント&クリックアドベンチャーゲームである。グラフィック的に子供向けに見えるかもしれないが、実際のところ、多少の下品なネタや、パロディ要素があるため、割と大人向けな感じである。

ストーリーについて。およそ、「火の番をしていた主人公Unghが居眠りをしてしまい、火が消えて村から追い出され、火を探す」といったもの。しかし、ストーリーはあまり重要ではないため、そこまで意識しなくても良い。

fire_intro
一目見てわかる、主人公のまぬけさ。しかし時に知恵が働く。

操作について。ポイント&クリックだけであり、シンプル。

ゲーム性について。基本的にパズルを解いて先に進んだり、アイテムを使用したりして進むという、ポイント&クリックにありがちなもの。
だが、その表現技法などが独特で面白い。いわゆる、カートゥーン的表現といったもの。何に使用するかわからないものがあると、主人公の頭が開いて「?」が出てきたり、オーバーリアクションな表現もあったりと、なかなか見ていて楽しい。

fire_question
頭が開いて「?」が出てくる。深く考えてはいけない。

表現技法以外にも、世界観が珍妙不可思議で面白い。石器時代を舞台にしているだけあって、言語は存在しない。なのに、いろいろとオーバーテクノロジー的なものがあったりと、いかにもコメディ的。悪く言えばつながりがない、よく言えばバラエティ豊かな世界観となっている。

しかし少し残念な点もある。一番はプレイ時間の短さだろう。普通にクリアするだけなら1時間ちょっとであり、値段の割にかなり短い。収集要素もあるが、それを集めるのもそこまで時間がかからない。

総じて、全体的にそれなりのクオリティではあるのだが、短さが足を引っ張っているゲームである。セール時で200円を切る程度だが、それでも微妙なラインといったところか。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
短さのことは言ったものの、それでもこのクオリティの高さはなかなかである。やはりそこは、ポイント&クリックゲームとして一定の評価を得ている「Deponia」などを開発した会社である。

ストーリーについて。「最終的に火を手に入れるものの、村まで戻ってきたところでピンポイントに雨が降って火が消える。」という、いかにもカートゥーンにありそうな展開である。(途中に火なんていくらでもあるだろと突っ込んではいけない)

fire_monolith
モノリス。背後には謎の機械。とんでもない進化である。

ゲーム性について、とにかくバラエティ豊富である。最初のステージからネタに溢れ、モノリス兼スマホ兼ロケットが出て宇宙に行くところでネタ性は最大になる。
いきなりイライラ棒が始まったり、シューティングが始まったりするものの、難易度はそこまで高くなく、単純に楽しめる。そこらへんのバランスは良い。

総じて、もっとコスパがよければ、と思えるような、全体的にクオリティの高いゲーム。
余談だが、このゲームをプレイしていて「Alike Studio」のゲームを思い出した。どちらもバラエティ豊富なポイント&クリックゲームで、言語は基本的になく、コメディ性があるといったあたりの共通性を感じた。