小粒ゲーム紹介58:Grizzland

ゲーム開発者Khud0(Ivan Zlobin氏)によるゲーム「Grizzland」の紹介。

一言で:Grizzlandとは
シンプルなグラフィックながらに奥が深い2Dメトロイドヴァニア


概要

  • ジャンル:2Dメトロイドヴァニア
  • 開発者:Khud0(Ivan Zlobin氏)
  • リリース日:2019年7月17日
  • 価格:通常時520円、セール時312円、Xbox One版580円
  • プラットフォーム:SteamXbox One
  • 日本語:無、英語がわからなくてもそこまで問題なし
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:4~5時間
物語性 ★★☆☆☆
ゲーム性 ★★★★☆
難易度 ★★★★☆
コスパ ★★★★☆
探索要素 ★★★★★

 

こんな人にお勧め

  • メトロイドヴァニアが好きな人
  • グラフィックに惹かれた人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

探索は王様。Grizzled Planet(灰色の惑星)のことをもっと知るために、剣を振り、ジャンプし、Dinosを斬り、ゲームをぶっ壊し、小さくなったり大きくなったり、またジャンプして、爆発して、自身を再構築しよう!

このゲームは、灰色を基調としたシンプルなグラフィックの2Dメトロイドヴァニアである。シンプルなグラフィックながら、結構メトロイドヴァニアとして奥が深く、探索が好きな人にはぜひともお勧めしたいゲームである。
上記ストアページ説明文に書いてあることは結構無茶苦茶な感じがするが、実はそこまで的外れでもない。何のことか考えながらプレイしてみるのも良いだろう。

なお、日本語はないが、プレイするうえではそこまで英語力を求められない。細かいネタまで把握したいならそれなりに英語力は必要となるが。

glizzland_intro
グラフィックやUIはシンプルながら、探索要素は十分。

ストーリーは有って無いようなもの。そこまで意識しなくても良い。

操作について。最初に軽くチュートリアルが入るが、およそ左右への移動、ジャンプ、剣での攻撃、弓矢での攻撃といったところ。もちろんメトロイドヴァニアなので、後々追加されていくが。

ゲーム性について。基本的に何も知らないでプレイすることが前提のつくりとなっているため具体的には言及しない。簡潔に言えば、先へ進むために必要な物や能力を探して進むという、割とありがちなもの。しかし、なかなか探索要素の奥が深く、そこが面白い。

grizzland_fish
魚。

見た目の割に、しっかりメトロイドヴァニアとなっている本作。ただクリアするだけならそこまでボリュームはないが、100%クリアを目指すとなると、かなりのボリュームとなる。自信があるならぜひ。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
上述したように、ただクリアするだけなら、割と味気ないプラットフォーマーで終わる今作だが、探索をしだすと別物となる。ありとあらゆる場所に隠されたものは、探索を便利にするものから、ちょっとした小ネタ、開発者の裏話的な物まで、様々。時にはありえないような場所を通ったり、わざとバグ的な演出をしてみたり、遊び心がうかがえる。

ストーリーは、なんだかよくわからない感じで終わる。まあ、そこまで重要ではないしといったところ。

操作について。上述した以外にも、小さくなる/大きくなるや、自爆などがある。特に自爆コマンドは序盤でひっかけられること間違いなし。

grizzland_many
バグっぽい演出のあるエリア。こういった演出も面白い。

ゲーム性について。基本的にはそこまで特筆することのないメトロイドヴァニア。このゲームならではという要素は薄いが、基本的な部分がしっかりとできており、この値段でなかなかのクオリティ。

総じて、簡素なグラフィックながら、探索要素に重きを置き、値段の割にしっかりと楽しめるようになっている。しかし、ただクリアだけを目指すと短めなのと、若干説明不足感があるのは、若干惜しいところ。