
イギリスのゲーム開発者Paul Bird氏によるゲーム「Wild Animal Sports Day」の紹介。
一言で:Wild Animal Sports Dayとは
(一言で)好きな動物を選んでスポーツをする、謎な雰囲気のゲーム
Wild Animalシリーズ
Wild Animal Racing→Wild Animal Sports Day(今ココ)
概要
- ジャンル:スポーツ
- 開発者:Paul Bird
- リリース日:2018年9月1日
- 価格:通常時520円、セール時390円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★☆☆☆ |
謎さ | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 前作を遊んだ人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
みんな大好きな野生動物たちが、野生動物の王の中の王の称号を得るために競争だ。テニス、ハードル、ダーツ、ダイビング、スキー、棒高跳、トランポリン、それに新競技となる新体操も!でもワニ王に気を付けて!Wild Animal Sports Day(WASD)が新登場!
このゲームは、前作「Wild Animal Racing」の次回作ともいうべき作品。そのため、使用可能は前作に出た動物たちとなっているし、世界観も共通している。しかし、前作とのつながりはないので、今作から遊んでも問題はない。
今作も前作同様日本語が機械翻訳。まさにこのゲームらしい。
ストーリーは、上記ストア説明文のように、「野生動物の王の中の王を決める戦いに、ワニ王が邪魔をしてくる。邪魔に負けずに王を目指そう。」と言ったあたり。今作も前作同様、あまりストーリーを気にしてはいけない。

ゲーム性について、まずは共通部分から。
このゲームでは、まず動物を選んで、8つの競技を通してプレイし、各競技100%満点で評価、最後に総合%が表示され、結果次第で王になれたりなれなかったりする。動物ごとによる差は当たり判定程度であり、前作に比べるとそこまで違いはない。
競技の順番はランダムである。なお、各競技個別にトレーニングが可能である。
今作は、8つも競技があり、競技ごとに違うゲーム性となる。そのため、具体的には次のセクションに記す。
今作は、前作を遊んだ人には感動モノのボリュームであろう。しかし、1ゲームとしてみると、今作もやはりボリューム不足ではある。また、地味にシングルプレイとなっているので、残念に思った人もいるかもしれない。しかしながら、相変わらずの謎の世界観があり、ひきつけられるものもある。今後、もしかしたら大きく化けるかもしれない…と思う。
Wild Animalシリーズ
Wild Animal Racing→Wild Animal Sports Day(今ココ)
各競技解説
テニス
操作…前後左右への移動、サーブを打つ
ルール
- 5ポイント先取、ワニ王との得失点差で評価
- コートの広さはダブルス
- ネットを含み、2回以上連続して地面で跳ねたら相手の得点(ただし、自分→ネット→自分と打つことができる)
- ネットに体が触れても問題ないどころか、ネットが伸びる
- サーブはサーブ権のある時、いつでもどこからでも打て、必ずサーブする側から見て左側に入る
- サーブ権は1球交代でプレイヤー→ワニ王→プレイヤー…となる
- サーブは実質普通に打つものと同様に扱われる。
ハードル
操作…上下への移動、ジャンプ
ルール
- ゴールにたどり着いたとき、減点方式で評価
- ハードルやワニ、ヤマアラシ(?)にぶつかると減点
ダーツ
操作…上下左右へと狙いをつける、投げる
ルール
- 3投×3ラウンドの総得点で評価
- ブル及びブルズアイの部分にはテントウムシがいるため当てれない
- 2ラウンド目からワニ王がダーツボードを反時計回りに回転させる。3ラウンド目はスピードアップ
ダイビング
操作…姿勢制御、飛び込む
ルール
- 3回飛び込み、合計得点で評価
- 1回目は一番低いところから飛び込み、それ以降は好きな高さから飛び込める
- 飛び込まずに一定時間経過すると、サメに飛び込み板を食べられ、強制的に飛び込みさせられる
- 何も操作していない(=基本の体勢)状態で、足/手から着水することで得点が入る
スキー
操作…左右への移動
ルール
- ゴールにたどり着いたとき、加点方式で評価(時間による評価変動あり?)
- 一応基本はスラローム、そのため通過した旗の数が多いほど高得点
- 道中落ちている黄色の物体を手に入れても得点が手に入る
- 雪玉や雪だるま等障害物に当たると減速、またジャンプ台も少しだけ減速
- ゴール地点は旗の下を通らなくてもゴールになる
棒高跳
操作…ポールを上下に動かす、ジャンプ後の姿勢制御
ルール
- 3回跳び、成功回数に応じて評価
- ポールを地面につけた時点で自動的に跳ぶ
- バーに触れずに飛び越せば成功、飛び越せない/バーに当たった場合には失敗
- 跳ぶごとにバーの高さが上がる
トランポリン
操作…姿勢制御
ルール
- 指示された動きをこなした回数で評価
- 一度の跳躍中に最大で2回まで指示された動きができる
- トランポリンへ着地した際の姿勢により、次のジャンプ力が変化する
新体操
操作…上下左右への移動
ルール
- 指示された白い円にたどり着いた回数で評価
- 白い円は出現後、一定時間経過後に赤くなる。赤くなった後にたどり着くと×が1つ付く
- 場外に出た場合にも1回で×が1つ付く
- ワニ王に触れる/×が3つ付くとその時点で競技が終了する
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて、ワニ王を倒せないと、ワニ王が王になって終了。ワニ王を倒すと、宇宙へ飛び立って終了である。あまり具体的には考えないほうが良い。なお、終了時の得点に応じて、一応2種類エンディングが用意されている。
操作性について、相変わらずの悪さ。特に、姿勢制御系は、かなり慣れないと思ったように動かせない。しかしながらこれがこのゲームらしい。

ゲーム性について、いろいろと言いたいところではあるが、なぜよりにもよってこの競技を選んだのかと思う。しかも突っ込みどころ満載のルール。疑問は尽きることがないが、このゲームだからと言えばまあそれはそれで。
総じて、相変わらずゲーム性に期待してはいけないが、この謎の世界観は相変わらず面白い。前作とは全然違う方向性のゲームではあるが、ちゃんと形になっているし、前作よりもゲーム性はある。今後に相変わらず期待である。