
イギリスのゲーム開発者Paul Bird氏によるゲーム「Wild Animal Racing」の紹介。
一言で:Wild Animal Racingとは
好きな動物を選んでレースする、謎な雰囲気のゲーム
Wild Animalシリーズ
Wild Animal Racing(今ココ)→Wild Animal Sports Day
概要
- ジャンル:レースゲーム
- 開発者:Paul Bird
- リリース日:2016年3月8日
- 価格:通常時398円、セール時298円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:有
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:~1時間
物語性 | ★☆☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★☆☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★☆☆☆☆ |
謎さ | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
特になし
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
Wild Animal Racingは、エキサイティングなゴーカートシミュレーションゲームです。 ゾウ、ライオン、ゼブラ、キリン、サイ、ヒッポとして遊ぶ! スプリットスクリーンモードで、同じPC上の他の動物や友人と対戦しましょう! または、Steamの友達をマルチプレイヤーモードで招待してください! ワールドツアーでエジプト、パリ、オランダのトラックを走り回りましょう!動物の魔法の力の秘密を見つけるためにアニメーションを解除する…
このゲームは、好きな動物を選んで、ゴーカートでレースするゲームである。しかしながら、対戦ツールとして期待してはいけない。それに、ゲーム性をそこまで期待してもいけない。あくまで、怖いもの見たさにプレイしたい人だけに向けたようなゲームである。
なお、日本語はあるが、見事な機械翻訳である。しかし、ゲームの内容と相まって、これがむしろ合っているように感じる。
ストーリーは、ストアページ説明文に一応あるように、動物王国の秘密を探る的なものではある。しかしゲーム中で一切言及されない。

操作について、左右への移動と前進/後退のシフトレバー切り替え、ジャンプ、アイテムの使用である。なお、シフトレバーの切り替えはあるが、アクセルは自動のため、常に前進/後退し続ける。
ゲーム性について、まずは基本的なシステムについて。レースは3ラップ制、コース数は1カップあたり3つであり、総合順位で1位になることが目標である。
ゲーム開始後、動物を選べる。動物による性能の差はないが、スタート位置が変わる。そしてレース中はアクセルが無いため、速度は60km/hで固定となる。そのため必然的に後ろからスタートする動物は不利となる。

ステージ上にある黄色の物体を集めると、スコアが手に入ると同時にほんの少しだけ速くなる。そして、コース上にある「?」を手に入れると、アイテムが使用できる。以下がその一覧。
- バナナの皮:後方にバナナの皮を設置できる。踏んだらスリップして大幅減速。
- ロケット花火:前方にまっすぐ進むロケット花火を発射する。当たると大幅減速。
- 木槌:左右に木槌を振れる(短距離)。当たると大幅減速。
- トゲ:後ろのタイヤからトゲが出る(超短距離)。当たると大幅減速。
- 風船ガム:効果不明。
これらは、「?」マークに触れた途端自動的に使用され、一定時間後に効果時間が切れる。なお、トゲと風船ガム以外は、効果時間内であれば何度でも使用できる。アイテムの確率は順位に関係なく一定。

このゲームには、基本的にショートカットなどはなく、またダートに入ると大幅減速となる。それにどのコースも基本的に丸か八の字系の形であり、ギミックなどもない。そのため、プレイヤー同士が対戦する場合には、基本的に前からスタートできる動物が圧倒的有利を取れる。
このゲームをプレイするのなら、他にもこの値段か、それより安い値段で、対戦ツールとして使えるレースゲームはある。しかし、スタート画面右上の「映画」から見れる動画による、奇妙な世界観は、このゲームならではである。
なお、同開発者の次回作、「Wild Animal Sports Day」も、このゲームと似たような調子のゲームである。翌日に記事を投稿予定。
Wild Animalシリーズ
Wild Animal Racing(今ココ)→Wild Animal Sports Day
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて、「映画」より動物の謎が解き明かされる…というより、キリンのやつなんかは思いっきり某宇宙の旅の有名なシーンである。あまり深く考えてはいけない。
操作性について、控えめに言って非常に悪い。独特な操作感に、奇妙な物理演算が加わったりすることで、他のレースゲームに比べて操作性が悪くなっている。それがこのゲームの味ではあるのだが。
ゲーム性について、上述したように、前からスタートできる動物が有利なだけであり、ほとんど無いといっても良い。
総じて、この金額であれば他のレースゲームを買ったほうが楽しめるだろう。しかし、この独特さは面白いものではある。次回作は今作よりゲーム性があるあたり、案外今後に期待しても良いのかもしれない。