大粒ゲーム紹介17:Coffee Talk

インドネシアのゲーム開発スタジオ、Toge Productionsによるゲーム「Coffee Talk」の紹介。

一言で:Coffee Talkとは
喫茶店のマスターとして、様々な種族が生きる現代人の話を聞いたりするアドベンチャーゲーム


概要

  • ジャンル:アドベンチャーゲーム
  • 開発者:Toge Productions
  • リリース日:2020年1月30日
  • 価格:通常時1,320円、セール時1,188円、Switch版1,600円
  • プラットフォーム:SteamSwitch
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:6~7時間
物語性 ★★★★★
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆
コスパ ★★★★☆
魅力度 ★★★★★

 

こんな人にお勧め

  • 悩み事相談とかをよくされる人
  • 様々な種族が共存する世界観が好きな人
  • 喫茶店のマスターにあこがれる人
  • 「あのゲームっぽい」と思った人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

CoffeeTalkは、コーヒーと共にお客と心のこもった会話をするシミュレーターゲームです。ファンタジーの世界の住人のような現代人達の悩みを聞き、彼らの心を安らげる暖かい飲み物を提供しましょう。

このゲームを見て、「あっ、VA-1〇 Hall-〇っぽい」と思った人、その予想は結構当たってる。このゲームは、一喫茶店のマスターとして、お客さんにコーヒーなどの飲み物を出して、悩みを聞いたりするゲームである。出す飲み物も、お客さんの要望に合わせたものを出したいところだが、この部分は後述するが面白い。また、このゲームの舞台設定は、様々な種族が共存する2020年の地球であるという点が面白い。そのため、もちろんお客さんはいろんな種族が出てくるし、それをしっかりと生かしたゲーム進行も良い。

ストーリーは、「様々な種族が共存する2020年の地球で、こじんまりとした喫茶店のマスターとして、いつも通りお客さんに飲み物を出し、悩み事等を聞く」といったあたり。

coffee_kind
人はもちろん、エルフやサキュバス等々、様々な種族が出てくる。

操作について、主にメッセージ送りをしたり、飲み物を要求されたときに作ったりする程度で、そこまで複雑な操作は要求されない。また、基本となるモードでは時間制限がないため、ゆっくり飲み物を作れる。

ゲーム性について。基本は、お客さんたちの話を聞いたりしながら、飲み物を要求されたときに飲み物を作る、それによってストーリーが進展していくといったあたり。似たようなゲームにありがちな構成。
そして、飲み物を作るというのがこのゲームの肝。このゲームでは、三種類の材料を混ぜ、1つの飲み物を作るのだが、その材料や完成する飲み物は、大半が現実にあるものをベースとしている。材料には、コーヒーや紅茶といったベースとなる部分に加え、しょうがやはちみつ、シナモンなどがあったりする。また完成する飲み物には、エスプレッソやカフェラテ、ジンジャーラテなどがある。この組み合わせを試していくのが楽しい。

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いろんな材料を合わせよう。最初は一部しかないが、徐々に増えていく。

ただ適当に飲み物を作って出せばいいわけではない。お客さんは、それぞれ要望を出してくる。具体的に飲み物の名前が出たり、材料が出たり、あいまいな注文があったりする。レシピはもちろんあるのだが、初期の状態では一部しかわからない。そのため、確実にこれと言える組み合わせができるのは序盤だけで、中盤以降は試行錯誤をする必要がある。そのため、全くのヒントなしでやろうと思うと、そこそこ飲み物の知識が必要になってくるため、難易度がかなり高くなる
しかし、ここで前述した、現実にある飲み物という部分が活かされる。たとえ全く名前の知らない飲み物が出ても、検索をすれば現実のレシピが出てくる。それを参考に作れば、難易度はかなり下がる。また、失敗しても何度かやり直せるため、多少ハードルが下がる。

coffee_art
やらなくても問題ないが、ラテアートもできる。得意な人は挑戦してみよう。

また、このゲームを語るのに重要な、登場人物の魅力について触れる。登場人物たちは種族が様々で、関係も様々。その登場人物たちは、現実世界で生きる我々と同じように、各々が現代社会での悩みを持っている。この、様々な種族という非現実的な要素に、現代社会に生きているという現実的な要素がうまくかみ合い、ありえない世界なのに親近感を感じさせる。そのため登場人物にかなり親近感がわくと同時に、自然とゲームの中の世界へと没入していく。

なお、厳密に言えば適当に飲み物を出してもエンディングには到達できることにはできる。しかし、ちゃんと要望通りに出せば、登場人物のことを良く知ることが出来るし、またエンディングにも変化が起きる。そのため、しっかりと要望通りに出していき、物語を楽しもう。
なお、エンドレスモードを活用すれば、いろんなレシピを試せる。詰まってしまったときは、これを活用すると新たなレシピを発見したりできるだろう。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて、ちゃんと正しく飲み物を出せば、結果としては大団円といったあたり。やはり、こういった物語はハッピーエンドでないとと感じた。

ゲーム性について、似たようなゲームがある中、うまく特徴を出せていると思った。
世界観などはもちろん、そこに現実世界と同じ要素を多々入れることで、親近感を沸かせているのはうまい。ゲームシステム自体に目新しさは少ないが、この世界観等の魅力により、このゲームの価値は大幅に上がっている。

coffee_love
種族による問題。現実世界でもこういう問題はあるんだろうなと感じる。

上記では触れなかったが、バックログや既読スキップ機能があるのも便利。また、小技ではあるが、セーブとロードをうまく使えば、何度でも作り直しができるのも便利

総じて、やっているとこっちも飲み物を飲みたくなるし、雰囲気作りがうまいゲーム。また、いろんな飲み物が出てくると、こっちまでレシピを検索して、作ってみたくなったりする。実際に作ってみるのも面白いのではないだろうか。
なお、エンディング後の謎については、ゲームを一通りプレイした人なら解けるだろう。なお、解いたとしてもそこまで面白いことがわかるわけでもないのが少し残念だったが。