特別企画:2019年のゲームを振り返る(前編)

さて、2019年ももうじき終わる。そこで、2019年発売で、世界で話題になったゲームの紹介をする。なお、「DLC全部入り版」や、「リマスター版(≠リメイク版)」、「マイナーチェンジ版」については取り扱わない。
今回は「前編」ということで、上半期に発売されたゲームをピックアップ。

1月

キングダムハーツⅢ

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© Disney. © Disney/Pixar. Developed by SQUARE ENIX
  • 発売日:1月25日(金)
  • 開発:SQUARE ENIX
  • プラットフォーム:PS4、Xbox One
  • ジャンル:アクションアドベンチャーRPG
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あのキングダムハーツシリーズの続編がついに来た!

2002年の発売以降、多くの人を虜にしてきた「キングダムハーツ」シリーズ。ナンバリングとしては3作目となる今作。
キングダムハーツは、1、2及び、それらのストーリーを補完するものが出続けた。ユーザーは今か今かと3を待っているとき、このゲームが発表され、興奮しただろう。
発売後、賛否はあったものの、いつものキングダムハーツといった感じで、スクウェア・エニックスのキャラクターとDisneyのキャラクター達が織りなすストーリーは素晴らしかった。

バイオハザード RE:2

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:1月25日(金)
  • 開発:CAPCOM Co., Ltd.
  • プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
  • ジャンル:サバイバルホラーTPS
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あの伝説的サバイバルホラーが帰ってきた!

1998年に発売され、世界中で話題となった、「バイオハザード2」。そのリメイクが発表されたとき、ファンは大興奮しただろう。
内容も、原作に忠実ながらも、進化したグラフィック、一新されたUIで、誰もが納得のできる素晴らしい出来のものとなった。
なお記事執筆時点では、2020年4月3日にバイオハザード3のリメイクも発売される予定である。

2月

Far Cry New Dawn(CERO: Z)

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:2月15日(金)
  • 開発:Ubisoft Montreal
  • プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
  • ジャンル:アクションアドベンチャーFPS
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ファンに賛否をもたらした「5」のその後を描くストーリー。

2018年に発売された「Far Cry 5」。そのエンディングは誰もが驚くものだった。その後を、ポストアポカリプスながらも派手な色合いであることで話題を呼んだ今作。
基本はFar Cry 5ながらも、改善された点も多く、おおむね好評といえるできとなった。

Metro: Exodus(CERO: Z)

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:2月15日(金)
  • 開発:4A Games
  • プラットフォーム:Steam、Epic Games、PS4、Xbox One
  • ジャンル:サバイバルアクションシューター
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知る人ぞ知るMetroシリーズ、ファン待望の最新作。

2010年に発売された、「Metro 2033」。Falloutといった既存のポストアポカリプスサバイバルアクションと違い、地下鉄の駅を基本としており、全体的に暗いことで話題を呼んだシリーズ。
日本では知名度は低いが、根強いファンがいるこのシリーズ。パソコンでは、Epic Games Storeでの1年間の専売が急に発表されて、ファンが困惑した。しかし、ゲーム自体は素晴らしいものであり、Metroシリーズとして、十分にファンを楽しませることができた。

Anthem

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画像は公式サイトより。
  • 発売日:2月22日(金)
  • 開発:BioWare
  • プラットフォーム:Origin、PS4、Xbox One
  • ジャンル:オンライン協力プレイ型TPSRPG
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美麗なグラフィックと素晴らしい世界観で注目を集めたゲーム。

発表されたときから、かなりの期待度があったこのゲーム。似たジャンルのゲームとして「Destiny 2」がある中でのこのゲームは、様々なところから注目された。
しかし、PS4版で、データ破損バグの発覚、またゲーム性についても賛否分かれる点があり、悪い方向で有名になってしまった。

3月

Devil May Cry 5

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:3月8日(金)
  • 開発:CAPCOM Co., Ltd.
  • プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
  • ジャンル:スタイリッシュアクション
  • 公式サイトはこちら

スタイリッシュアクションの金字塔、進化を遂げて登場。

2001年に発売され、スタイリッシュアクションという新たな分野を開拓した「Devil May Cry」、その6作目。
前作、「DmC」からは6年、ナンバリングとしては、「4」から11年、そうした中で期待度の高かった今作は、スタイリッシュアクションの金字塔としてふさわしく、ユーザーを満足させるものとなった。

Tom Clancy’s The Division 2

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画像は公式サイトより。
  • 発売日:3月15日(金)
  • 開発:Ubisoft
  • プラットフォーム:Ubi Store、PS4、Xbox One
  • ジャンル:オンライン専用オープンワールドTPSRPG
  • 公式サイトはこちら

前作の良いところを継ぎつつ、更に進化したゲーム。

2016年発売の前作「The Division」は、崩壊したニューヨークを舞台にしており、その再現度の高さが話題を呼んだ。
今作では、ワシントンD.C.が舞台。再現度の高さは相変わらず、ゲーム性としては、前作以上に協力プレイが楽しくなったといえる。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:3月22日(金)
  • 開発:FromSoftware
  • プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
  • ジャンル:アクションアドベンチャー
  • 公式サイトはこちら

ソウルシリーズを生んだFromSoftwareがおくる、高難易度和風アクション

2009年に発売され、その難易度の高さから話題を呼んだ「Demon’s Soul」。そこから、「DARK SOULS」シリーズ、「Bloodborne」と、もはや高難易度ゲームの開発として有名になったFromSoftwareによるゲーム。
いわゆる、「ソウルライク」や、「ダークソウル系」と言われるゲームが多くなっており、発売前は不安視する声もあったが、いざ発売されると、大好評。ゲーム性は、よりアクション性に富みつつ、高難易度な部分には妥協がなく、世界中で話題となった。

4月

Days Gone(CERO: Z)

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画像は公式サイトより。
  • 発売日:4月26日(金)
  • 開発:Bend Studio
  • プラットフォーム:PS4
  • ジャンル:オープンワールドサバイバルアドベンチャー
  • 公式サイトはこちら

ゾンビの大群とバイクが魅力となった新しいサバイバルアドベンチャー。

このゲームは、トレイラー等でも推されているように、非常にバイクにこだわっている。ゾンビの大群が出てくるのももちろん推しの1つではあるが、それ以上に、サバイバル感がかなりあるし、その演出の1つとしてもバイクがうまく作用している。
オープンワールドと銘打っているものの、ストーリー重視であり、また物資の少ない世界であるため、自由度は低め。良くも悪くも、新しい形のゲームとして話題になった。

5月

5月は、ここで紹介するレベルのゲームが見つからなかった。
チームソニックレーシングの発売があったが、そこまで大きな話題にはならなかった。

6月

RAGE 2(CERO Z)

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画像はSteamストアページより。
  • 発売日:6月6日(木)
  • 開発:id Software、Avalanche Studios
  • プラットフォーム:Steam、PS4、Xbox One
  • ジャンル:オープンワールドFPS
  • 公式サイトはこちら

派手な戦い方ができるポストアポカリプスゲーム。

FPSの元祖の1つともいえるゲーム「DOOM」を開発したid Softwareによるゲーム。2011年発売の前作、「RAGE」は、その暗い世界観で話題になったが、似たようなゲームも多く、少し埋もれてしまっていた。
今作では、より派手に戦えるようにしつつも、FPSとして十分に楽しめるゲームとして、他のポストアポカリプスゲームと一線を画すゲームとなった。しかし、発売直後はバグも多かったため、肝心のゲーム性について評価されていないというゲームではある。

スーパーマリオメーカー2

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画像は公式サイトより。
  • 発売日:6月28日(金)
  • 開発:任天堂
  • プラットフォーム:Nintendo Switch
  • ジャンル:作って、遊ぶ
  • 公式サイトはこちら

前作から何もかもが進化した、最高の「マリオのコース作成ツール」。

2015年に発売した前作、「スーパーマリオメーカー」は、大反響を呼び、今作が発売されるまで、ずっと遊び続けられていたWii Uのゲームの1つだろう。そうした中で、今作は、どの方向でも進化し、前作をプレイしたユーザーにも新しいプレイ体験を与えた。
コース作成者にとっても、プレイするだけの人にとっても、また、対戦をプレイしたかった人にとっても、最高のツールとなった。

前編まとめ

今年の上半期については、以上である。
なかなか上半期は大作ゲームやAAAゲームといったものは少なかったが、それでも印象に残るゲームや、今なお遊ばれ続けるゲームもあった。
特に、スーパーマリオメーカー2については、前作同様、次世代機が出るまで遊び続けられるゲームになったのではないだろうか。

後編については翌日投稿。