
日本のゲーム開発者クロボン氏によるゲーム「Pharaoh Rebirth+」の紹介。
一言で:Pharaoh Rebirth+とは
ウサギの主人公が耳を活かして冒険する2Dアクションアドベンチャー
概要
- ジャンル:2Dアクションアドベンチャー
- 開発者:KROBON Station(クロボン)
- リリース日:2016年3月18日
- 価格:通常時998円、セール時499円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:6~7時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
探索要素 | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 2Dアクションアドベンチャーが好きな人
- Web無料版をプレイして気に入った人
- 古代エジプトが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
7日間のうちに7つの聖杯を集め、自らの呪いを解き、遺跡の謎を解明せよ!かわいいウサギのジョナサンが主人公の美しいビジュアルの探索型2Dアクションゲーム。ニコニコゲームマガジンがおくるSteam第二弾タイトル『Pharaoh Rebirth+』が登場。
ストーリーは上記の通り。なお「呪い」とは、ウサギの姿になっていることではない。一応、昔あった出来事により呪われてその姿になっているのだが、そこについてはゲーム中で語られる。今回の「呪い」は、7日間のうちに7つの聖杯を集めないと、呪い殺されるというものである。
なお、7日間は、ストーリーとともに進行する。そのため、ステージの探索にいくら時間を費やしても問題ない。

ゲーム性は、2Dアクションアドベンチャーに、少しばかりのメトロイドヴァニア要素を足した感じである。近いゲームとしては、La-mulanaだろうか。ただし、このゲームではステージによる区切りが存在するため、その分探索要素はわかりやすくなっている。
操作性については、基本的な移動の他、このゲームを象徴する、「耳」による攻撃がある。それに加え、サブウェポンも用意されている。

難易度は、やや高め。見た目的に割とカジュアルそうに見えるが、一部のボスは行動パターンを覚えて倒すことが前提となっているので、そこで投げてしまわないように。
探索要素は、ステージの区切りがあるとはいえ、結構ある。収集アイテムといった役に立たないものから、サブウェポン、ステータスアップといった有用なものも多い。難易度が高いなと思ったら、過去のステージを訪れてみるのもいいかもしれない。

このゲームは、もともとニコニコゲームマガジンで、無料で提供されていたものであり、それのアップグレード版が有料版である。ニコニコゲームマガジンの他のゲームも、なかなか良作ぞろいといった感じなので、いろいろと見て回るのも良いかもしれない。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについては、「古代エジプト」といえば、「ファラオの呪い」という、ありきたりなテーマながら、主人公がウサギ、ライバルはカメという、なんだか緊張感を感じにくい構図になっており、独自性は大きくある。シリアスなシーンもあるのだが、笑わせてくるようなネタもあり、楽しんで遊ぶことができる。
話自体は、呪いを解くことはできたものの、主人公たちの冒険は完結していないので、これからもしゲームが製作されるのなら、楽しみに待ちたい。

上記で、La-mulanaと比較したが、結構共通点が多いため、参考にした部分もあるのかもしれない。難易度はあちらに比べればはるかに簡単だが、それでもメジェド様とアヌビス神には特に苦戦させられた。
ゲーム性は、2Dアクションアドベンチャーとしては十分すぎるほど面白く、操作性も良い。また、ステージ制になっているのは、まったく違うロケーションで、新しい体験をできる、という点で良い。しかし、1つに繋がってないのは、少しばかりメトロイドヴァニアとして微妙ではあるが、延々と似たような光景を行ったり来たりするより、こうするほうがこのゲームにはあっているのかもしれない。

またグラフィックについても触れておこう。ドット絵ではあるが、アニメーション枚数が多く、またピクセルの数も多めになっているため、まったく古臭いとは感じない。キャラクターたちにも個性付けがかなりされており、ドット絵と合わせて愛着がわく。

このゲームの利点は、とにかく、無料で結構遊べること。あくまで有料版はおまけ追加をした程度でしかないが、かの有名な「洞窟物語」のごとく、面白さには更に磨きがかかっている。
少しでも気になった人は、無料版を遊んでから決めるのも良いだろう。前述したように、このゲームは、ニコニコゲームマガジンにおいて、発表されていたゲームである。そのニコニコゲームマガジンには、他にも面白いゲームがある。それらのゲームにも、有料版が出ているゲームはあるので、一通り遊んでみるのも悪くはないだろう。