
アメリカのゲーム開発者Chris Zukowski氏によるゲーム「1 Screen Platformer」の紹介。
一言で:1 Screen Platformerとは
1画面だけのやりこみ型2Dプラットフォーマー
概要
- ジャンル:2Dプラットフォーマー
- 開発者:Return To Adventure Mountain(Chris Zukowski)
- リリース日:2019年3月7日
- 価格:通常時100円、セール時50円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:無、ただし英語がわからなくてもOK
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★☆☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
やりこみ | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 2Dプラットフォーマーが好きな人
- スピードランやRTAが好きな人
- ファミコンのアクションゲームが好きな人
- 「1画面」というコンセプトに興味を持った人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
これは、1つだけのステージを探検し、罠だらけの道を突破する、ぴったりとした操作性の、短い2Dプラットフォーマーです。あなたのスキルレベルに応じて、イージーモードとハードモードが用意されています。
このゲームは、1画面分のステージが1つだけの2Dプラットフォーマーである。
「なんかボリュームなさそう」と思った人はちょっと待ってほしい。このゲームは、やりこむ系のゲームであるため、想定外に何回も遊べてしまう。繰り返しプレイするのが嫌いな人でも、100円というワンコインでプレイできるので、試しにやってみるのもいいだろう。

ストーリーについてはほとんどないので、無視しても構わない。
ゲームの仕様としては、基本的な構造が変わらないたった1画面分だけのステージを、難易度イージーとハード、3人のキャラクターで攻略できる。針に当たったり、火の玉に当たったり、つぶされたりすると、直前のチェックポイントに戻される。1プレイ10分未満で終わり、終わった際に、(おそらく)クリアまでかかった時間で評価が出る。といった感じである。
基本操作は、移動とジャンプだけ。また3人のうち2人は二段ジャンプができる。非常に単純である。

これだけだと少し魅力を感じにくい。しかし、プレイするたびに面白くなっていく、そんなゲームである。
まず、キャラクターについて。よくあるゲームでは、キャラクターの性能が違う程度である。しかし、このゲームではキャラクターごとに、目標が異なる。そのため、一通り遊んだら終わり、というようなプレイスタイルの人でも、100円分は楽しめるだろう。
そして難易度が2つと、クリア時間による評価。この点は、やりこみ要素につながる。特に難易度ハードは結構難しいのだが、繰り返しプレイするうちに、楽々とクリアできるようになる。
また、操作性も非常によく、プレイしていてそこまでイライラしない。

上記で3人といったが、現在はクリスマスアップデートにより、その3人で、クリスマス特別モードを遊べる。また、開発者のメーリングリストに登録(無料)すると、もう1人キャラクターが増える。気に入った人は登録しよう。
リリースされてから今まで、精力的にアップデートが行われ続けているため、開発者のこのゲームにかける意気込みが感じられる。この開発者の次のゲーム、「Return Of The Zombie King」も、明日紹介したい。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
とはいえ、このゲームではほとんどネタバレできる部分がないため、ただの感想となるが。
とにかく、1画面という制約の中で、ここまで楽しめる2Dプラットフォーマーは久々だった。こういった、いわゆる「死にゲー」は、割と難易度が高かったりするものではあるが、このゲームはチェックポイントがかなりの数あるため、少しばかり難易度は抑えめになっている。その点は、間口を広げるという点で、かなり良いと思う。
おそらく最高評価であろうSランクも、2、3回程度のプレイで取得できる程度の難易度になっている。これは、プレイヤーのモチベーションを上げてくれる。

操作性はかなり良い。こういったゲームでよく挙げられる、コントローラーの入力遅延もないため、コントローラー、キーボード、どっちで遊んでも問題ない。
少しばかり残念な点を挙げるとしたら、罠のタイミングが完全一致ではなく、若干ずれているため、タイミング次第ではそれなりに待たないと先へ進めなくなってしまうといったところであろうか。しかしそれは些事に過ぎない。
とにかく、1コインで遊べてしまうこのゲーム。おすすめである。