
アルゼンチンのゲーム開発スタジオ、Blytsによるゲーム「Nobodies: Murder Cleaner」の紹介。
一言で:Nobodies: Murder Cleanerとは
暗殺を隠ぺいする一風変わったポイント&クリックアドベンチャー
Nobodiesシリーズ
Murder Cleaner(今ココ)→After Death
概要
- ジャンル:ポイント&クリックアドベンチャー
- 開発者:Blyts
- リリース日:2019年9月30日
- 価格:通常時720円、セール時324円、スマホ版無料
- プラットフォーム:Steam、App Store、Google Play
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用不可
- プレイ時間:4~5時間
物語性 | ★★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
アイデア | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- ポイント&クリックゲームが好きな人
- ちょっと変わり種な脱出ゲームなどが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
『Nobodies』は、ポイント&クリックでプレイできる謎解きアドベンチャーゲーム。政府が依頼した暗殺を隠蔽する「掃除屋」として活躍しよう。 遺体を隠し、証拠をもみ消す。自分の存在の痕跡さえ残してはならない。汚い仕事のあとは必ず始末が必要だ。頼んだぞ、「掃除屋」。
このゲームは、ジャンルとしては単純にポイント&クリックアドベンチャーゲームである。特にスマホアプリなどにありがちなタイプのもので、基本的な部分だけだとそこまで魅力を感じない。しかし、このゲームでは上記説明文のように、「暗殺を隠ぺいする」ことが目標となっており、一風変わったゲームプレイを楽しめるものとなっている。
ストーリーについて。「Q-100というテロ組織に関連する重要メンバーを暗殺した後の現場へ行き、暗殺の証拠などを隠ぺいする」というのが基本で進む。

操作については、よくあるポイント&クリックゲーム同様マウスだけ。
ゲーム性について。普通、ポイント&クリックゲームといえば「先へ進むためにアイテムを探したりパズルを解いたりする」というものだが、このゲームにおいては「遺体も含め、暗殺を隠ぺいし、自身がいた証拠もなくす」ことが目標となっている。そのため、基本的には限られた範囲を行ったり来たりしながら証拠を隠ぺいしていくこととなる。
ステージ自体は「遺体を隠す」だけでクリアできるが、「できるだけ何事もなかったかのようにする」ことで100%クリアとなるため、できるだけ100%クリアを目指そう。
また、少し面白い要素として「遺体や殺人に使われた道具などを持ち歩くと警察に通報されてしまう」とか、「あっさりと遺体を隠せたと思ったらすぐに見つかって警察に通報されてしまう」といった、いわゆる「ゲームオーバー」的な演出がある。もちろん直前から再開することになるのだが、一部は結構お間抜けで面白い。

総じて、よくあるポイント&クリックゲームかと思いきや、意外と独自性があって作りこまれている作品。スマホでももちろん、パソコンでもそれなりにプレイしやすい。続編として「Nobodies: After Death」があるが、パソコン版はまだリリースされていない。本作を気に入った人は、スマホでプレイするかパソコン版を待とう。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて。「Q-100の陰謀を阻止した」というあたりなのだが、何せすべてが「暗殺があった後」であるため、何とも言えない気分となる。一応、「重要な任務をしている」わけではあるし、合間合間のストーリーはどんどん盛り上がっているのだが。しかし、この空気感がなかなかに楽しい。
操作については特になし、ゲーム性について。
なかなかありそうでなかった感じで、やってること自体はいつものポイント&クリックゲームだが、毎回「このステージはどんな感じだろう」とワクワクしながらプレイができた。
コンセプト自体は「Serial Cleaner」など似たようなものもあるが、このゲームにおいては「まだ殺人に気づかれていない」状況が独特であり、それが故の面白さも多い。
総じて、予想外に楽しめた本作。