
ニュージーランドのゲーム開発者、Thomas K. Young氏によるゲーム「Dadish」の紹介。
一言で:Dadishとは
お父さんラディッシュが主人公の難易度高め2Dプラットフォーマー
Dadishシリーズ
概要
- ジャンル:2Dプラットフォーマー
- 開発者:Thomas K. Young氏
- リリース日:2021年2月22日
- 価格:通常時310円、セール時62円、スマホ版無料、Switch版1,144円、Xbox版1,170円
- プラットフォーム:Steam、App Store、Google Play、Switch、Xbox One、Xbox Series X|S
- 日本語:スマホ版とSwitch版のみ有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★☆☆☆ |
ネタ性 | ★★★☆☆ |
こんな人にお勧め
- シンプルな2Dプラットフォーマーが好きな人
- ほどほどに難しいプラットフォーマーを遊びたい人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下Switch版ストアページより引用。
彼はラディッシュです…そしてまたお父さんです。彼の子供たちは野菜畑から行方不明になっており、彼は子供たちを見つけるためにあなたの助けが必要です!
エキサイティングな世界を探検し、ファーストフードをテーマにした敵と対決し、ダディッシュと行方不明の子供たちをこの挑戦的なプラットフォームアドベンチャーで再会させましょう。
このゲームは、ジャンルとしては2Dプラットフォーマーで、ゲーム自体もシンプルなものとなっている。難易度はほどほどに難しい感じであり、このゲームならではの要素も少ない。しかしながら、主人公が「お父さんラディッシュ」という珍しい設定に加え、会話などもなかなか面白いものとなっており、気楽にプレイするのにちょうどいい感じとなっている。
なお、スマホ版とSwitch版以外は日本語はない。その日本語も機械翻訳といったあたりであるため、若干ネタを楽しみにくいという点が少し残念か。
ストーリーは説明文の通り。

操作について。基本的に左右への移動と二段ジャンプだけとシンプル。
ゲーム性について。基本はステージクリア型プラットフォーマーであり、各ステージにいる子どものところまでたどりつくとステージクリアである。
道中は様々な敵やトラップがあり、そういったものに触れると一撃でやられてしまう。なお、一部のステージにはチェックポイントがあるため、やられてもそこから再開できる。
また、各ステージには収集要素として星がある。比較的見つけやすく、取得難易度もそこまで高くないため、全収集を目指すのもいいだろう。

総じて、難易度曲線や追加されるギミックの数など含め、すべてが程よい感じのプラットフォーマー。Switch版とXbox版は妙に高い価格設定なのが気になるため、日本語でも遊べるうえに無料なスマホ版をおすすめしたいところだが、画面が広くコントローラでもプレイしやすいパソコン版もおすすめといったところであり、各個人の求めるものに応じて選ぶといいだろう。
なお、続編はよりゲーム性が高まり、よりやりごたえが出ているため、本作を楽しめたなら楽しめるだろう。
余談だが、ゲームスタート時やステージスタート時などの際に流れる演出は、完全にスーパーマ〇オコレクションのパロディである。他にも意識したような部分もあり、知っていると少しニヤリとするような要素である。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーとしては、「道中、Lord Durnakやその四天王の妨害に遭いながらも、全員倒して無事子どもたちを助けたのだった。」といったあたり。道中、「子どもたちはなんでこんなに危険な場所にいるんだ?」という、プレイヤーがこういったゲームに対して抱く疑問をネタとして組み込んでいるなど、会話内容はなかなか秀逸なものも多く、楽しめた。
操作については特になし。ゲーム性について。
難易度曲線は程よく、またギミックなども良い感じに追加されていくため、最後まで飽きずに楽しめたのはなかなかに良かった。
収集要素もそこまで大変ではなく、収集要素をすべて集めた後に追加される「ポッサムモード」も、ゲーム自体の変化はほぼないものの、ネタとしては十分面白かった。
総じて、全体的に大きな不満もなく、いい感じのゲーム。