
ロシアのゲーム開発者、Emil Ismaylov氏とDenis Petrov氏によるゲーム「Alveole」の紹介。
一言で:Alveoleとは
限られた可能性から答えを探す実験的なパズルゲーム
概要
- ジャンル:パズルゲーム
- 開発者:Emil Ismaylov氏、Denis Petrov氏
- リリース日:2021年4月9日
- 価格:通常時100円、セール時50円、Switch版490円、PS5版550円、Xbox版580円
- プラットフォーム:Steam、Switch、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:~1時間
物語性 | ★☆☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★☆☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
実験度 | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 「Please, Don’t Touch Anything」のようなゲームが好きな人
- 実験的なゲームが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
Alveoleはミニマムなパズルです。プレイヤーは進め方とその理由を理解しなければなりません。
このゲームは、ジャンルとしては一応パズルゲームとなるのだが、ストアページ説明文を読んでもらえれば分かるようにかなり実験的なゲームである。ゲームの目的などは一切示されず、進め方さえも示されない。こう書くと若干「The Witness」っぽいような雰囲気を感じるかもしれないが、あちらは「パターンを読み解いてパズルを解いていく」のに対し、こちらは「限られた可能性から答えを探す」という点で大きく異なる。
また、見た目から「Plug & Play」や「KIDS」を思い起こした人もいるかもしれないが、あちらは一種の「アニメーション」であったのに対し、こちらはちゃんと「ゲーム」であるため、まったくと言っていいほど別物である。どちらかというと「Please, Don’t Touch Anything」が近しいか。
日本語はあるが、機械翻訳である。ただ、言葉自体がほぼ出てこないため気になるほどではないが。なお、Switch版のみゲーム名が「肺胞」で配信されている。確かにタイトルを直訳すればそうなるが、これだと微妙な感じがする。

ストーリーはない。操作性とゲーム性については実際にプレイして確かめてもらいたい。
総じて、実験的なゲームでありながら、なかなか楽しめるゲーム。どうしてもネタバレなしだと書けることが少ないが、なかなか良いゲームではあるので気になったらチェックしてもらいたい。また、コンソール版は値段が高めなものの、PCだと100円というお手軽さも良い。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
このゲームは、ほとんど「ジャンプだけ」で16ものエンディングが用意されているという、まさに「実験的」なゲームである。ただ、ちゃんと画面を見て考えればエンディングの条件が分かるという、パズルゲームとしても成立しているのが面白い。
アートスタイルやゲーム展開もなかなか良い。特に全エンディング達成後のシーンは得も言われぬ美しさを感じた。
総じて、なかなかによくできたゲーム。