小粒ゲーム紹介136:THE CORRIDOR

イギリスのゲーム開発者、Thomas Mackinnon氏によるゲーム「THE CORRIDOR」の紹介。

一言で:THE CORRIDORとは
通路にボタンがあるコメディウォーキングシミュレーター


概要

  • ジャンル:一人称視点3Dウォーキングシミュレーター
  • 開発者:Thomas Mackinnon
  • リリース日:2020年12月5日
  • 価格:通常時205円、セール時102円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:無、英語力がそこそこ必要
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:~1時間
物語性 ★★☆☆☆
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★☆☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
ネタ性 ★★★★★

 

こんな人にお勧め

  • 「The Stanley Parable」のような、ナレーターも絡めたコメディが好きな人
  • ボタンを押すのが好きな人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

THE CORRIDORはプレイヤーとゲームのつながりについての、20~30分の体験である。

このゲームは、タイトルそのままに「通路」がメインの舞台となる一人称視点3Dウォーキングシミュレーターである。そして、かの有名な「The Stanley Parable」のように、ナレーターを絡めたコメディが展開されるため、そういったゲームが好きならおすすめである。なお、大きく分岐などがあるというわけではないので、どっちかというと同開発者の「The Beginner’s Guide」や「Dr. Langeskov, The Tiger, and The Terribly Cursed Emerald: A Whirlwind Heist」の方がゲーム性としては近しいかと思う。

なお、日本語はない。字幕はあるものの、そこそこ英語力がないと楽しめないので注意。タイトルや説明文が普通に訳せるレベルの人なら問題ないだろう。

ストーリーはほぼない。

corridor_button
通路とボタンとドア

操作について。基本的に前後左右への移動と視点移動、それにアクションだけとシンプル。

ゲーム性について。まずゲームを始めると、「通路」「ボタン」「ドア」がある。人というのは、ボタンがあると押したくなるものである。そこで押してみると…。

なお、隠し要素や実績もあるため、1周目は攻略を見ずにプレイし、2周目は攻略を見ながらプレイするとまた楽しめるだろう。

corridor_roof
天井

総じて、シンプルでコンパクトながらも、たった30分程度で楽しませてくれる本作。ネタバレなしだとほぼ内容が紹介できないのは残念だが、似たようなゲームが好きならおすすめ。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
まずボタンを押すと「二度とこのゲームを開くな」と言われてゲームが終了する時点で、このゲームがどういうものかが分かるだろう。

ストーリーについて、一応「ボタンを押すな/押させない」という展開が続く中、最後に「押してもいいよ」となり、押すと「案外悪くない」で終わる。弱めな終わり方だが、これもこれで悪くない。

操作については特になし。ゲーム性について。
意外と短い中に展開のバリエーションが豊富で、「通路が長くなる」や「たくさんボタンがある」など思いつきやすいものから、「舞台が通路から島になる」や「恋愛シミュレーション的な展開」など突拍子のないものまでさまざまで楽しめる。隠し要素も「段ボールのキャラクター」というインパクト強めで良い。

総じて、うまいことコンパクトにまとまったゲーム。日本語があればより楽しめると思うが、「The Stanley Parable」はじめ、こういったゲームはなかなか多言語対応は難しいものであるため、仕方のないことだろう。