
イギリスのゲーム開発者、Thomas Mackinnon氏によるゲーム「THE CORRIDOR」の紹介。
一言で:THE CORRIDORとは
通路にボタンがあるコメディウォーキングシミュレーター
概要
- ジャンル:一人称視点3Dウォーキングシミュレーター
- 開発者:Thomas Mackinnon
- リリース日:2020年12月5日
- 価格:通常時205円、セール時102円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:無、英語力がそこそこ必要
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:~1時間
物語性 | ★★☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
ネタ性 | ★★★★★ |
こんな人にお勧め
- 「The Stanley Parable」のような、ナレーターも絡めたコメディが好きな人
- ボタンを押すのが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
THE CORRIDORはプレイヤーとゲームのつながりについての、20~30分の体験である。
このゲームは、タイトルそのままに「通路」がメインの舞台となる一人称視点3Dウォーキングシミュレーターである。そして、かの有名な「The Stanley Parable」のように、ナレーターを絡めたコメディが展開されるため、そういったゲームが好きならおすすめである。なお、大きく分岐などがあるというわけではないので、どっちかというと同開発者の「The Beginner’s Guide」や「Dr. Langeskov, The Tiger, and The Terribly Cursed Emerald: A Whirlwind Heist」の方がゲーム性としては近しいかと思う。
なお、日本語はない。字幕はあるものの、そこそこ英語力がないと楽しめないので注意。タイトルや説明文が普通に訳せるレベルの人なら問題ないだろう。
ストーリーはほぼない。

操作について。基本的に前後左右への移動と視点移動、それにアクションだけとシンプル。
ゲーム性について。まずゲームを始めると、「通路」「ボタン」「ドア」がある。人というのは、ボタンがあると押したくなるものである。そこで押してみると…。
なお、隠し要素や実績もあるため、1周目は攻略を見ずにプレイし、2周目は攻略を見ながらプレイするとまた楽しめるだろう。

総じて、シンプルでコンパクトながらも、たった30分程度で楽しませてくれる本作。ネタバレなしだとほぼ内容が紹介できないのは残念だが、似たようなゲームが好きならおすすめ。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
まずボタンを押すと「二度とこのゲームを開くな」と言われてゲームが終了する時点で、このゲームがどういうものかが分かるだろう。
ストーリーについて、一応「ボタンを押すな/押させない」という展開が続く中、最後に「押してもいいよ」となり、押すと「案外悪くない」で終わる。弱めな終わり方だが、これもこれで悪くない。
操作については特になし。ゲーム性について。
意外と短い中に展開のバリエーションが豊富で、「通路が長くなる」や「たくさんボタンがある」など思いつきやすいものから、「舞台が通路から島になる」や「恋愛シミュレーション的な展開」など突拍子のないものまでさまざまで楽しめる。隠し要素も「段ボールのキャラクター」というインパクト強めで良い。
総じて、うまいことコンパクトにまとまったゲーム。日本語があればより楽しめると思うが、「The Stanley Parable」はじめ、こういったゲームはなかなか多言語対応は難しいものであるため、仕方のないことだろう。