
ゲーム開発者kyuu Fujisaki氏によるゲーム「FLATLAND Vol.1」の紹介。
一言で:FLATLAND Vol.1とは
シンプルでスピーディな高難易度2Dプラットフォーマー
FLATLAND(Flatland)シリーズ
FLATLAND Vol.1(今ココ)→Flatland: Prologue→Flatland Vol.2
概要
- ジャンル:高難易度2Dプラットフォーマー
- 開発者:kyuu Fujisaki氏
- リリース日:2019年10月22日
- 価格:通常時520円、セール時312円、PS4版550円
- プラットフォーム:Steam、PS4
- 日本語:無、英語力は必要なし
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:~1時間
物語性 | ★☆☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★★★★ |
コスパ | ★☆☆☆☆ |
音楽 | ★★★☆☆ |
こんな人にお勧め
- 高難易度プラットフォーマーが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下PS4版ストアページより引用。
フラットランド Vol. 1 は、手作りのレベルと電光石火の速さのリスポーンが特徴のペースの速いハードコア プラットフォーマーです。 ミニマルなネオン スタイルの 2D ワールドであるフラットランドの奥深くへの旅を、スクウェアが生き延びるのを手伝ってください。 走って、ジャンプして、死んで、学んで、繰り返す。
このゲームは、単純に「高難易度2Dプラットフォーマー」である。特徴としては、ネオンスタイルの見た目にシンプルな図形で構成されたステージをスピーディに駆け抜け、それに合わせるようにテクノミュージックが流れているという感じだが、これだけでも似たようなのは結構多い。シリーズ一作目である本作は凡作といった印象に収まっているが、シリーズが進むごとにゲーム性が向上していっており、独自の面白さが発揮されるようになっている。
なお、シリーズ作品のうち、「Prologue」は本作よりも後に発売されたゲームで、いわゆるプリクエルである。遊ぶ順番に注意。
ストーリーについては一応あるが、言葉などで語られるなどがないため理解は難しい。

操作について。左右への移動とジャンプ、そして走るの3種類だけとシンプル。なお、ジャンプはボタンを押す長さで高さが変わるようになっている。
ゲーム性について。基本的によくあるステージクリア型のゲームと同様、ゴールまでたどりつくことが目標となる。
途中、トゲなどの障害物があり、当たると一撃でやられてやり直しとなるため注意。
基本となる操作以外に、壁キックのシステムもある。スタイルとしてはロッ〇マンXなどに近く、「同じ壁を連続でキックして登れる」というものになっている。また、壁に張り付いている間は落下速度が大幅に減少するため、タイミングを調整しながら登ることができる反面、落ちるときは若干邪魔となる。

道中、収集要素である巨大な立方体がある。ほとんどのものが取りづらい場所にあり、これを集めるのも1つの挑戦となる。また、ステージによっては隠しエリアも用意されている。これらは比較的発見しやすいので、取り逃しはほとんどないだろう。
なお、立方体に触れさえすれば直後にやられても入手した状態になるため、帰り道などを意識しなくてもいい。
また、他の収集要素に、「爆発する敵などが落とすカケラ集め」というのもある。こちらは一部ステージで稼ぐだけで集め終わるので、正直必要な要素かは疑問。
これら収集要素などを集めると、新しいモードがアンロックされる。本編クリア後にプレイしてみよう。

なお、音楽の選択もできる。音楽はループせず、一曲終わる→次の曲を再生であるため、気に入った曲を繰り返し流すのは面倒。
しかしながら、いろいろと残念な点もある。まず、上述した収集要素の巨大な立方体が(おそらく)内部IDがぐちゃぐちゃになっている点である。そのため、解除される実績に表示される数字がまったく関連性のないものになっているうえ、一部の立方体は他の立方体のIDと被ってしまっており、初めて訪れたステージなのに取得済みになってしまっているという現象が起こる。幸い、全実績の解除は問題なくできるため、大きくは問題ではないが。
他には、ステージ選択機能があるものの、クリアしたステージまでしか選択できないようになってしまっている。そのため、直前のステージで取りこぼしなどがあった場合、直前のステージを再度クリアしなければならなくなってしまっている。地味ながらに面倒である。

他にも細かいところではあるが、音楽が時折止まってしまったり(再度再生すれば問題ないが)、カメラが近めなために先を見づらかったり、空中にいる間はポーズができなかったりと、微妙にイライラする部分もある。
また、値段の割に本編だけでは短めであり、やりこみをしてもボリュームが薄目な点も気になるところ。
総じて、粗さはあるものの、ゲーム自体はありがちではあるものの悪くはない本作。シリーズを重ねるごとにゲーム性が良くなっていくため、気になった人は「Vol.2」だけでも遊ぶと楽しめるだろう。
なお、ネタバレなどは特にないため、「ネタバレあり感想」は省く。