小粒ゲーム紹介132:Levitation Simulator

カナダのゲーム開発スタジオOZNA STUDIOによるゲーム「Levitation Simulator」の紹介。

一言で:Levitation Simulatorとは
空中浮揚をするゲーム


概要

  • ジャンル:空中浮揚
  • 開発者:OZNA STUDIO
  • リリース日:2022年1月27日
  • 価格:通常時310円、セール時248円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:2~3時間
物語性 ★☆☆☆☆
ゲーム性 ★★★★☆
難易度 ★★★★★★
コスパ ★★★☆☆
コメディ ★★★☆☆

 

こんな人にお勧め

  • 310円相応な一発ネタ系ゲームを遊びたい人
  • 空中浮揚に自信のある人
  • 多少のことは笑って許せる人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

レビテーションシミュレーター[/]は、レビテーションを体験できるゲームです。

このゲームは、空中浮揚をするゲームである。同開発者の前々作「Booby And The Booby Trap」前作「Tightrope Walking」同様、往年のフラッシュゲームを思い出させるようなものとなっており、よほどこういったネタ系ゲームが好きな人でない限り310円はちょっと高めの値段設定である。逆に、好きな人なら一度は遊んでみてもらいたいゲームでもある。

なお、ゲーム性がはっきりしなかった前作までとは違い、ジャンルとしては「イライラ棒」系に「QWOP」的な操作性を足したものとなっており、高難易度である。そのため、前作までの気分でプレイするといろんな意味で驚くことになるだろう。

ストーリーについてはほぼない。

levitation_intro
謎のシチュエーションから始まる空中浮揚。地獄の始まり。

操作について。実際にプレイした時の楽しみのためにあえて具体的に説明しないが、定番のWASDに加えてIJKL(または矢印キー)、それに0~9、-、=となっている。なお、「-」「=」は日本語キーボードだと同じキーになっているため入力できないように思えるが、英語キーボードだと「=」は「+」と同じキーになっているため、日本語キーボードでは「;」キーで代用できる。

ゲーム性について。壁や障害物などにぶつからないように空中浮揚するだけである。端的に言えば「イライラ棒」である。
操作は上述したようにかなり複雑になっており、慣れるまでは思い通りに動かせない。加えて、操作する対象が人間である以上当たり判定がかなりでかい。慣れるまでは操作性にイライラし、慣れてからは当たり判定にイライラするため、結構ストレスフル。

なお、前作同様、今作ではメインメニューに戻る/(プレイ中に)ゲームを終了するのにコマンドが必要となる。それぞれ「MAIN」「EXIT」と入力するだけなので難しくないのが幸いか。ただし、今作では入力するキーの多さから、間違えて押してしまう可能性もなくはないので注意したい。

levitation_move
操作に慣れるまではヘンテコな体勢になりがち。操作に慣れても慎重にしないとこうなるが。

本編以外に、ボーナスゲームも存在する。今作においては、バレンタインに向けて作られたものとなっている。また難易度は本編に負けず劣らずなので、本編クリア後に遊ぶのがいいだろう。

なお、今作ではチェックポイントシステム及びチェックポイントからの再開が実装されており、途中でいったんゲームを終了することができるようになった。どうしてもうまくいかない時は少し休憩してから挑戦してみよう。

総じて、前作までに比べるとちゃんと「ゲーム」になった。一応今後に期待を持てる感じにはなったか。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。

ストーリーについて。「宇宙にたどり着いた主人公は、地球に接近する隕石を磁石の力で破壊。そしてビーチへと落下する。」で終わる。ツッコミどころ満載ではあるが、とりあえずハッピーエンド。

ゲーム性について。全体的にイライラするのは別に問題ないのだが、最後の磁石パートがあまりにも難しすぎる。それまでと打って変わり、キーを連打することとなるのだが、かなりの速さでそれなりの時間連打しなければならず、おそらく人間には不可能である。さすがに連打ツールを使用させてもらったのだが、この部分だけは改善してほしい。

ボーナスゲームは1ステージだけで、特に冒頭部分の超加速→急停止パートが難しいが、他は普通である。一応、謎解き的なものとなっているが、「バレンタイン」がテーマということを考えるとそこまで難しくないか。

総じて、一発ネタ。
(余談だが、前作までの記事を読んだ人なら気づくかと思うが、全体的に似たような感じの記事となっている。これは手抜きゲーム性に合わせてあえて似たような感じとした。)