小粒ゲーム紹介131:Tightrope Walking

カナダのゲーム開発スタジオOZNA STUDIOによるゲーム「Tightrope Walking」の紹介。

一言で:Tightrope Walkingとは
綱渡りをするゲーム


概要

  • ジャンル:綱渡り
  • 開発者:OZNA STUDIO
  • リリース日:2021年10月23日
  • 価格:通常時310円、セール時248円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:有
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:1~2時間
物語性 ★☆☆☆☆
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★★★★☆
コスパ ★★☆☆☆
コメディ ★★★☆☆

 

こんな人にお勧め

  • 310円相応な一発ネタ系ゲームを遊びたい人
  • 綱渡りに自信のある人
  • 多少のことは笑って許せる人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより引用。

Tightrope Walkingはスラックラインを体験できるゲームです。

このゲームは、綱渡りをするゲームである。同開発者の前作「Booby And The Booby Trap」同様、往年のフラッシュゲームを思い出させるようなものとなっており、よほどこういったネタ系ゲームが好きな人でない限り310円はちょっと高めの値段設定である。逆に、好きな人なら一度は遊んでみてもらいたいゲームでもある。

ストーリーについてはほぼないので、操作についてだが、なんと前への移動と左右のバランスを取るだけと非常にシンプル。

tightrope_intro
まさに綱渡りをするゲーム。しかしそれだけでは終わらない。

ゲーム性について。綱から落ちないように渡りきるだけである。途中、前進を止めれば休むこともできるが、長く休みすぎたり、あるいは頻繁に休みすぎたりすると失敗となってしまうので注意
当然ながらバランスをうまくとらないといけないが、それ以上に問題になるのが障害物の数々である。実際にプレイしてもらいたいが、正直「なんでそんなところで綱渡りしてるんだよ」とツッコミたくなるようなロケーションばかりである。
また、難易度は2つから選べるが、難易度による違いは「バランスが崩れる頻度が変わる」程度であり、そこまで変化があるわけではない。自信があるなら高難易度で遊んでみよう。

なお、前作ではカットシーンスキップに計算が必要であったが、今作ではなんとメインメニューに戻る/(プレイ中に)ゲームを終了するのにコマンドが必要となる。それぞれ「MAIN」「EXIT」と入力するだけなので難しくないのが幸いか。

tightrope_trap
時にはレーザーを避けながら進む。ただバランスを取るだけではないのだ。

本編以外に、ボーナスゲームも存在する。今作においては、本編の後日譚的な扱いとなっているため、本編クリア後に挑戦しよう。

なお、相変わらずセーブなどは存在しない。前作に比べると長め(それでも1時間程度だが)になっているため、間違っても途中で終了しないように。

総じて、3Dになった分の値上げを考慮すると310円相応なクオリティ。ちょっとしたくだらなさを楽しむ程度には良いか。なお、同開発者による次回作「Levitation Simulator」は、これまでと違って複雑な操作を求められるゲームらしいものとなっている。もし気になったらぜひ。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。

ストーリーについて。「山頂を目指し綱渡りを終えた主人公は、そこで女性と出会い、付き合い始めた。」で終わる。ツッコミどころ満載ではあるが、とりあえずハッピーエンド。

ゲーム性について。特に「回転する頭」があるステージはなかなかイライラ度が高く、また非常に難しかった。一応、「だるまさんがころんだ」みたいなシステムにはなっているのだが、一度見つかったら最後、ずっと見られ続けるという、せっかくのシステムが意味ないものになっている。そのため、完全にタイミングゲーとなっている点(および、タイミング合わせのために何もしない時間ができる点)はどうにかしてほしい感じはした。

ボーナスゲームは1ステージだけだが、2人同時操作というのはなかなか大変。1人でもプレイできるが、もし彼女がいるのなら2人でプレイもできなくはないか。

総じて、一発ネタ。