
ドイツのゲーム開発スタジオ、Supra Gamesによるゲーム「Supraland Crash」の紹介。
一言で:Supraland Crashとは
本編からよりパズル性を増した一人称視点メトロイドヴァニア
Supralandシリーズ
Supraland→(Supraland Crash(今ココ)→)Supraland Six Inches Under
概要
- ジャンル:複合型ジャンル一人称視点メトロイドヴァニア
- 開発者:Supra Games
- リリース日:2020年7月3日
- 価格:通常時1,420円、セール時1,065円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:10~15時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★★★ |
難易度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★★★ |
融合度 | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 本編を楽しめた人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
このSupralandの新しい冒険は探索、パズルとサプライズがいっぱいで…戦闘はかなり少なくなりました。Crashの想定プレイ時間(1週):7~13時間
このゲームは、本編「Supraland」のDLCとなっている。しかし、DLCと言っても実質本編の続編とでもいうべきような内容に仕上がっており、またボリュームもかなりあるため、本編とは別の記事で紹介させてもらう。
ベースとなる本編やシステムなどについては前作の紹介記事を参照してもらいたい。また、若干ながら本編のネタバレが含まれるため、未プレイの人はまず本編からプレイしよう。
ストーリーについて。「本編の後の時代、レッド国とブルー国の仲がすっかり良くなったころ。レッド国の王子(主人公)は、ロケットを使って冒険に出るが墜落(Crash)してしまい…」みたいな感じ。本編に比べるとストーリーがより重視されたものとなっている。

操作について。本編同様、基本は前後左右への移動、視点移動、ジャンプ、攻撃、アクションとシンプル。ここからアップグレードを入手することでどんどん増えていく。
ゲーム性について。本DLCでは、本編に比べてより「パズル要素」が重視されている。その分他の要素は控えめになっており、戦闘は最小限で、より一本道な構成になっている。
そのパズル要素についてだが、例えば本編だと「一部パズルは解くのを後回しにして、アップグレードを入手して簡単に解く」というようなやり方ができたが、本DLCでは「パズルを解かないと先へ進めない」という部分が大半を占めるため、必然的に限られたアップグレードで解かないといけないようになっている。
また、先へ進むための収集物を集めるのに、行ける範囲をしっかり探索しないといけない。そのため、とにかく楽はできないようになっている。

総じて、本編とはまた異なる面白さがある本DLC。もちろんDLCである以上、本編から大きな変化があったとは言いづらいが、それでもしっかりと「変化をつけよう」という姿勢は感じられる。なお、100%クリアは本編に比べると簡単になっているように思われる。
なお、次作「Supraland Six Inches Under」は本DLCのストーリーと強くつながっている。本DLCを楽しめた人は、次作もプレイしよう。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
本DLCは、よりパズル性を重視し、より一本道になったため、人によってはあまり楽しめないものかもしれないが、個人的には十分楽しめたと思う。特に「同じマップを繰り返し使う」という部分は賛否両論かもしれないが、繰り返すたびに微妙な変化が加えられるというのは個人的に好きな要素であるためまったく問題ではなかった。
ストーリーについて。「ロケットの打ち上げに何度も失敗した挙句、周囲に敵を作りまくった主人公。最終的にロケットの打ち上げに成功し…」で終わる。本編では印象に残るようなキャラクターは少なかったが、本DLCではキャラクターがより魅力的になったため、道中のストーリーはかなり楽しめるものとなった。
操作については、本編をクリアした人なら問題ないだろう。
ゲーム性について。冒頭で述べたように賛否両論かもしれないが、個人的には楽しめた。
総じて、若干人によって評価は変わるかもしれないが、十分楽しめるDLC。