
日本のゲーム開発スタジオ、Xtal Swordによるゲーム「エリィのアクション」の紹介。
一言で:エリィのアクションとは
かわいいエリィちゃんがやられまくる2Dプラットフォーマー死にゲー
概要
- ジャンル:2Dプラットフォーマー死にゲー
- 開発者:Xtal Sword
- リリース日:2011年6月6日
- 価格:通常時498円、セール時249円、DLsite1,100円、DiGiket990円
- プラットフォーム:Steam他(公式サイト)
- 日本語:Steam以外有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:3~4時間
物語性 | ★★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★★★★ |
コスパ | ★★★★☆ |
かわいさ | ★★★★★★… |
こんな人にお勧め
- 「しょぼんのアクション」など理不尽な死にゲーが好きな人
- 何度やられても折れない心を持っている人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下公式サイトより引用。
昔ながらの横スクロールアクションゲームの手法を活かしたシンプルな操作性を基礎に、大胆な発想とプレイヤー心理の裏をかくように設置された数々のトラップをお楽しみいただけます。 ポップでバリエーション豊かなステージと、その世界観を爽快に演出する幻想的で刺激的なBGMが各ステージに用意されております。
このゲームは、主人公「エリィ」の可愛さが素晴らしい2Dプラットフォーマーである。ほんわかした雰囲気と単純なプラットフォーマーで、かわいさを堪能しながらプレイしよう。

そんなわけはなく、確かに上記要素はあるものの、このゲームは理不尽死にゲーである。なんと開発者の一人「ちく」氏は、かの有名なフラッシュゲーム「しょぼんのアクション(英語名:Cat Mario)」の開発者である(ゲーム名も意識しているだろう)。こちらのサイトなどで遊べるので、遊んだことがない人は遊んでみよう。
なお、Steam版は日本語がない。ただし、日本語版はSteam版通常価格に比べて500~600円ほど高いので、英語に拒否感がない人はSteamでプレイした方が良いかもしれない。
ストーリーについて、「草の妖精であるエリィは、ファータという妖精にメロンを盗まれてしまう。取り返すため、エリィは旅に出る」といったあたり。

操作について。基本的に上下左右への移動とジャンプ、ダッシュ、物などを持つというシンプルなものとなっている。
ゲーム性について。基本的にはゴール地点である旗を目指すという、マ〇オなどと同じようなもの。しかし当然ながら、道中には理不尽な仕掛けが満載である。
突如生えてくるトゲ、突如なくなる床、いやらしい位置にある隠しブロック(通称「孔明の罠」)などなど、非常に盛沢山である。体力の概念はなく、一撃でやられるため、とにかく死にまくる。幸い(?)残機は無限なため、何度も失敗しては覚え、突破していく感じになる。
また、一部パズル要素もあるため、ただの「死にゲー」と違い、メリハリがあって楽しめる。

また、やられモーションも豊富であり、クラ〇シュ・バンディクーなどを彷彿とさせる。どのモーションもかわいいので、イライラした時はそのモーションなどを見て癒されよう。
なお、収集要素としてダイヤがある。どれもこれも一筋縄では取れないため、自信のある人は全部頑張って取ってみよう。
少し残念な点として、解像度が640×360固定という点がある。そのため、高解像度のモニターを使っている人はモニターの設定をいじらないと遊ぶのが難しい。オリジナル版のリリース日的にも仕方ないという感じではあるが、せめて2013年リリースのSteam版は何かしら対策してくれてたらなとは思う。
総じて、理不尽死にゲーを求める人にはおすすめな本作。一周プレイするだけでももちろん十分だが、やりこみ要素も多々あり、特にSteam版は実績も用意されているため、腕に自信のある人は実績コンプリートを狙うのも良いだろう。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについては、「メロンを取り戻した」というそのまんま。公式サイトなどにある登場キャラクター説明でストーリーの補完などをしよう。
ゲーム性について。罠やパズル要素については程よい難易度で、収集要素や隠し要素は結構難しいという、全体的にバランス感が良い。
また、ボス戦はまともに戦うのが最初だけで、あとは特殊ルールになるのも良い。このおかげで、通常面が比較的似たような感じが続く分、より楽しめるようになっている。
100%クリア後にアンロックされる「EX」については、30機という制限などがあるものの、基本は元のモードと変わらないため、やりこみが好きなら楽しめるだろう。特に実績にもある0デスは結構な挑戦になるだろう。
総じて、なかなか高水準な出来となっている本作。開発スタジオはTwitterの更新をしているものの、2013年に発売した「マギポン!」以来ゲームを発売していないので、今後に期待したい。