
オーストリアのゲーム開発スタジオ、Broken Rulesによるゲーム「Old Man’s Journey」の紹介。
一言で:Old Man’s Journeyとは
おじいちゃん(と地形)を操作して先へ進むパズルアドベンチャーゲーム
概要
- ジャンル:パズルアドベンチャー
- 開発者:Broken Rules
- リリース日:2017年5月18日
- 価格:通常時798円、セール時199円、PS4版1,019円、Switch版1,000円、Xbox One版1,170円、App Store版370円、Google Play版330円
- プラットフォーム:Steam、PS4、Switch、Xbox One、App Store、Google Play
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用不可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★☆☆☆☆ |
美しさ | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- アドベンチャーゲームが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
魂を探すパズルの冒険、Old Man’s Journeyでは生命と喪失、希望を巡る物語が描かれます。周囲の世界と触れ合いながら、景観に形を与えていき、老人の進むべき道を拓きましょう。苦悶と希望を感じながら、太陽の降り注ぐ世界で心の琴線に触れる旅を繰り広げましょう。
このゲームは、タイトルにもあるようにおじいちゃんが主人公のパズルアドベンチャーゲームである。日本語名は「おじいちゃんの記憶を巡る旅」で、ストーリー展開はまさにその通り「おじいちゃんの記憶を巡る」というものとなっている。
ストーリーについて、「ある日、家に一通の手紙が届いたおじいちゃんは、旅に出るのだった」といったあたり。ゲーム中に言語等は一切出ないため、想像を膨らませながらプレイしよう。

操作について。おじいちゃんの移動先を指定するポイント&クリックの要素に加え、地形を動かすことができる。
ゲーム性について。基本的に、上述した「地形操作」を活用しながら先へ進むものとなっている。エリアの区切り目では一枚絵が差し込まれるが、それが「おじいちゃんの記憶」を表している。
具体的に「地形操作」について説明すると、一部地形除き、大半の地形は上下へ動かすことができるようになっている。それにより、地形の稜線同士を接するようにすることで、その地形の方へおじいちゃんが移動できるようになる。ただし、おじいちゃんが現在いる地形は動かせないようになっている。
先へ進むとギミックが増えていき、よりパズル性が出てくるが、難易度的にはそこまで高くないので、ストーリーをしっかり楽しめるようになっている。

総じて、ストーリー性やゲーム性など、それなりに良いゲーム。ただし、スマホ版以外では1,000円前後し、高めの価格設定となっている。ゲーム性的にも十分スマホで遊べるので、遊ぶのならそちらの方をおすすめしたい。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
単純ながら感動的なストーリーではあるものの、言語を極力排斥した結果、序盤は展開を把握しづらいように感じた。そこは若干惜しいなと思った。
ストーリーについて。「おじいちゃんは昔、水兵をやっており、その時に現在の奥さんと出会った。女の子を1人もうけて生活を送っていたが、おじいちゃんは海へと出る計画をする。奥さんに反対される中、おじいちゃんは1人で旅に出、帰ってきたときには家族はどこかへ行ってしまっていた。その後、1人で新たな家に住んでいたところ、一通の手紙が来る(ゲーム冒頭)。一通の手紙を差し出したのはおじいちゃんの奥さんで、(おそらく内容としては)自身が死ぬ前に一度会いたいといったことが書かれており、おじいちゃんは旅に出た。最後、おじいちゃんは奥さんと無事再開するが、その後死去。おじいちゃんは娘とともに過ごすのだった」といったあたり。
言語なしにこれだけの情報を詰め込んでいるのはなかなかだと思った。
総じて、いい感じにツボを押さえているゲーム。同開発スタジオは他にもいくつかゲームを出しているので、もしこのゲームを気に入ったのなら他のもプレイしてみても良いかもしれない。