小粒ゲーム紹介122:- R E F L E C T E D –

ゲーム開発スタジオ、Fluffy Brainによるゲーム「- R E F L E C T E D -」の紹介。

一言で:- R E F L E C T E D -とは
対称の位置にテレポートすることでゴールを目指す高難易度2Dパズルプラットフォーマー


概要

  • ジャンル:高難易度2Dパズルプラットフォーマー
  • 開発者:Fluffy Brain
  • リリース日:2021年8月12日
  • 価格:通常時100円、セール時55円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:無、英語力はほぼ必要なし
  • マルチプレイヤー:使用不可
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:1~2時間
物語性 ☆☆☆☆☆
ゲーム性 ★★★☆☆
難易度 ★★★★★★
コスパ ★★★★★
イライラ度 ★★★★☆

 

こんな人にお勧め

  • 高難易度パズルプラットフォーマーが好きな人
  • トライ&エラーが苦手でない人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

ジャンプする前に考えろ。このパズルプラットフォーマーで、あなたはRicyという小さなおにぎりを操作する。彼を対称の位置にテレポートさせて、ゴールにたどり着くのを手伝いましょう。

このゲームは、「対称の位置にテレポートする」という独自の要素が組み込まれた高難易度2Dプラットフォーマーである。主人公はなぜか「小さなおにぎり」だが、特に設定は生かされない。背景などから察するに、開発者が日本好きなのだろうか。

日本語はない。とはいえ、メニューとチュートリアルぐらいしか言語はないので、英語力がなくても問題ない。

reflected_intro
円形のステージというのは珍しいが、システム上必然的にこの形になるのだろう。

ストーリーはないので、操作について。左右への移動とジャンプ、チェックポイントからのやり直し、そしてテレポートがある。シンプルではあるが、意外と複雑な操作を求められる。

ゲーム性について。タイトルにもあるように「(鏡の)反射」ということで、ステージを二分するように線が引かれており、そこを対称軸として主人公を対称の位置にテレポートさせることでゴール地点を目指すというものとなっている。なお、テレポート先は常に「点」で表示されている。
テレポートは、直前のモーメントを引き継ぐ。例えば、ジャンプした直後にテレポートすると、本来到達する高度までテレポート後に上昇するといった感じである。
また、例えば画面を左右に分割する形で軸がある場合、主人公とテレポート先の点は左右対称に動く。そのため、右へ動きながらテレポートすると、テレポート先では(一時的に)左へ動くようになる。

reflected_teleport
対称地点が似たような形になっていることもあれば、まったく違う時もある。

ステージによってはチェックポイントがあるのだが、後述するギミックと合わせることで、この部分もパズルの一要素となってくる。なお、Xboxコントローラのチュートリアルでは「Y」がチェックポイントからのやり直しとなっているが、「Y」は「ステージのやり直し」なので注意。正しくは「LB」で、オプション画面では正しく表示されている。
主要なギミックとして、「テレポートできない場所」と「軸を回転させる」要素がある。前者はそのままだが、後者は「ステージ中にあるアイテムを拾うことで軸が回転する」というものであり、アイテムに描かれた角度に軸が回転する。なお、チェックポイント後に軸を回転した場合、チェックポイントからやり直すと回転した軸はそのままである。これを活用しないとクリアできないステージもあるので注意。
ただ、この「軸の回転」には特殊なルールがあり、取る順番によって回転した結果が変わってくる。ここは実際にプレイしてもらった方が分かりやすい。

reflected_rotate
このようなステージだと、理詰めは非常に難しい。

しかし、「軸の回転」関連は、あまりにも複雑すぎる部分がある。テレポート自体も、単純な縦/横や斜めの軸によるテレポートはわかりやすいのだが、微妙な角度でのテレポートなどは非常に複雑で、トライ&エラーが基本となる。そのうえで、「軸の回転」のルールは最後までよくわからなかったし、チェックポイントからのやり直しもなんとなくでクリアしてしまった感じである。そのため、理詰めで解くことが終盤ほど難しくなり、ひたすらトライ&エラーする必要が出てくる。この部分のせいでイライラ度は上がっており、若干ながらマイナスな点だと感じた。

総じて、軸の回転が出るまでは高難易度パズルプラットフォーマーとして面白く、出てからは微妙な感じとなる本作。惜しさを感じる。
なお、ネタバレなどは特にないため、「ネタバレあり感想」は省く。