小粒ゲーム紹介113:Underland: The Climb

ブラジルのゲーム開発スタジオ、Minicactus Gamesによるゲーム「Underland: The Climb」の紹介。

一言で:Underland: The Climbとは
いろいろな装置を操作しながら地上へと進む2Dパズルアクション

Underlandシリーズ

Underland→Underland: The Climb(今ココ)

※前作のネタバレが一部含まれます。未プレイの方は注意


概要

  • ジャンル:2Dパズルアクションゲーム
  • 開発者:Minicactus Games
  • リリース日:2021年4月23日
  • 価格:通常時205円、セール時123円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:無、ほとんど英語力は必要ない
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:1~2時間
物語性 ★★☆☆☆
ゲーム性 ★★★★☆
難易度 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
発想力 ★★★☆☆

 

こんな人にお勧め

  • 2Dパズルアクションが好きな人
  • 前作を気に入った人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

場面に応じてつるはしや他の道具を使い、土を掘って目的地へ向かおう。ダイナミックなシナリオ、地形破壊、流体力学、そして物理法則を正しく扱うことでパズルを解こう。地下の街から脱出しよう!

このゲームは、前作「Underland」の直接的続編となる2Dパズルアクションゲームである。前作は地下へ向かうものだったが、今度は地上へと向かう。グラフィックは前作から変わって、白黒+赤のドット絵となっている。

なお、日本語はない。ただし、ストーリー重視のゲームではないし、出てくる英語もそこまでレベルの高いものではないので、そこまで英語力がなくても楽しめる。

ストーリーについては、大まかに「前作で地下の街に到達したエイリアンたちはさらに増援を呼んだ。どうにか逃れた主人公Ivyは地上へと向かうのだった。」といったあたり。

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今作ではエイリアンなど新たなギミックも登場。似たようなゲーム性でも新鮮さを感じる。

操作について。基本的にはマウスで操作するものを選び、キーボードで操作するといったもの。キーボードの操作には、主に上下左右への移動とアクションなどがある。

ゲーム性について。前作の「地下へ向かう」とは対照的に「地上へ向かう」となっているが、基本的には変わっておらず、主人公をエレベーターまで運ぶのが目標である。
主人公は前作の宇宙飛行士同様、左右への移動とジャンプができるが、障害物の除去などはできないし、何か危険なものに触れると一発でやられてしまう。そこで、ステージ上にあるつるはしなどが活躍する
つるはしは、前作の掘削機と異なり、好きなように土を掘ることができる。このように、今作初登場のものから前作で出たものまで、様々なギミックが登場する。これらのギミックを用いて先へと進むのだが、前作同様操作できるのは一度に1つのものだけなので、よりパズル性が高めとなっている。

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エイリアンは邪魔なだけの存在ではなく、スイッチを押させるなどうまく使う必要も出てくる。

ギミックはステージが進むごとに追加されていくので、飽きが来にくいようになっている。なお、今作は前作とは違い、主人公は1人だけであるため、1つのミスが命取りとなる。幸い、前作に比べると危険なジャンプが減った(ような気がする)ので、そこまで難易度が高くはなっていない。 

総じて、前作から大きな変化はないものの、変わらず2Dパズルアクションゲームとしてはなかなかなゲーム。なお、前作のリリースから2か月ちょっとしか経っていないので、それを考えると、続編とはいえ前作のDLC的な立ち位置と言ったところか。

Underlandシリーズ

Underland(今ココ)→Underland: The Climb


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。

ストーリーについて。「無事地上にたどり着いた主人公は、自分共々地下の街を爆破した。その後、宇宙から何かが来る。」と言ったあたり。前作に比べるとパンチは弱いが、それでも最小限のストーリーながらに物語性が込められている。

操作性については前作同様。ゲーム性についても、これまた前作同様で、パズル性がなかなか良い。追加されたギミックも程よい。

総じて、前作から大きな変化はないものの、それでもちょっとした変化によって前作とはまた違った面白さがありつつ、楽しめるゲーム。