
ブラジルのゲーム開発スタジオ、Minicactus Gamesによるゲーム「Underland」の紹介。
一言で:Underlandとは
いろいろな装置を操作しながら地下へと進む2Dパズルアクション
Underlandシリーズ
Underland(今ココ)→Underland: The Climb
概要
- ジャンル:2Dパズルアクションゲーム
- 開発者:Minicactus Games
- リリース日:2021年2月5日
- 価格:通常時205円、セール時123円、Switch版800円
- プラットフォーム:Steam、Switch
- 日本語:無、ほとんど英語力は必要ない
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用不可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
発想力 | ★★★☆☆ |
こんな人にお勧め
- 2Dパズルアクションが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
掘削機やポンプ、配管などを自由に使って、土を掘って目的地へ向かおう。ダイナミックなシナリオ、流体力学、そして物理法則を正しく扱うことでゴールに到達しよう。地下の街を目指そう。
このゲームは、端的に言えば2Dパズルアクションゲームである。グラフィックは白黒+緑でドット絵と、初代ゲームボーイを彷彿とさせる。
なお、日本語はない。ただし、ストーリー重視のゲームではないし、出てくる英語もそこまでレベルの高いものではないので、そこまで英語力がなくても楽しめる。
ストーリーについては、大まかに「居住可能な惑星を探しに行った宇宙飛行士は任務に失敗、地球にたどり着くも地表は住めない状況になっていた。埋められた道を掘り進めながら、地下の街を目指す。」といったあたり。

操作について。基本的にはマウスで操作するものを選び、キーボードで操作するといったもの。キーボードの操作には、主に左右への移動とアクションなどがある。
ゲーム性について。基本的に、宇宙飛行士をエレベーターまで運ぶのが目標である。
宇宙飛行士は左右への移動とジャンプができるが、障害物の除去などはできないし、何か危険なものに触れると一発でやられてしまう。そこで、ステージ上にある掘削機などが活躍する。
掘削機を例として挙げると、掘削機は土を好きなように掘ることができる(ただし、重力には従う)ので、直接障害物を排除したり、道を掘ったりできる。これらのギミックを用いて先へと進むのだが、操作できるのは一度に1つのものだけなので、よりパズル性が高めとなっている。

ギミックはステージが進むごとに追加されていくので、飽きが来にくいようになっている。また、宇宙飛行士は2人いるのだが、パズルのテーマによっては1人だけエレベーターにたどり着かせればよいなど、面倒な要素が少なくなっている。
総じて、2Dパズルアクションゲームとしてはなかなかなゲーム。なお、本作には続編「Underland: The Climb」が出ているので、気に入ったならプレイしてみるのも良いだろう。
Underlandシリーズ
Underland(今ココ)→Underland: The Climb
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ゲームとしてもなかなかよくできているのだが、個人的には最小限ながらに驚かされるストーリーが良かった。
そのストーリーは、「実は宇宙飛行士は宇宙人で、プレイヤーは宇宙人を人間たちのいる街へと招き入れてしまった」といったあたり。確かに「Astronaut(宇宙飛行士)」としか言われていないが、「宇宙飛行士=人間」という思い込みを活かしたストーリーだったと思う。もちろん、こういったストーリーは珍しくないが、まさかこのような、ストーリーが最小限のゲームでやられるとは思わなかった。
操作性については、アクション性を高くしすぎないという点においては、一度に1つしか動かせないのは良いと思う。ただ、動く足場については動きが遅いように感じた。
ゲーム性については、特にパズル性について、結構よくできているように思う。高すぎない難易度に、徐々に追加されていくギミック、少し考えれば解けると、気楽にプレイするのにぴったり。
総じて、ちょうどよい感じの2Dパズルアクション。同開発者のゲーム群は、低コストであるが故にちょっと微妙なゲームもあるものの、全体的に程よいゲームであるので、バンドルで購入するのも良いかもしれない。