
日本のゲーム開発者、Gibier Gamesによるゲーム「DEEEER Simulator」の紹介。
一言で:DEEEER Simulatorとは
ごく普通の鹿のゲームに見せかけた何か
概要
- ジャンル:3Dアクション
- 開発者:Gibier Games
- リリース日:2021年11月24日
- 価格:通常時1,480円、セール時975円、Steam版以外1,980円
- プラットフォーム:Steam、Switch、PS4、Xbox Series X/S
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:2~3時間
物語性 | ????? |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★☆☆☆☆ |
ネタ性 | ★★★★★ |
こんな人にお勧め
- 鹿になりたい人
- ネタゲーが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
『DEEEER Simulator』は、ごく普通のシカが主人公のゲームです。伸びる首や刺さる角など、シカが持つ個性を生かして街を駆け抜けましょう。
このゲームは、おそらく世界でも初の鹿シミュレーターである。鹿と言えば、奈良や広島にいるあの鹿である。ただし、このゲームの鹿は首が伸びたり銃火器を装備できたりする。つまり、ネタゲーである。動物のシミュレーターと言えば「Goat Simulator」が有名だが、あんな感じだと思ってもらったらいい。
なお、クローズドβ版の時にも記事を投稿しているので、良ければこちらを読んでもらえればと思う。今読み返したら酔っ払いかというほどのテンションの高さだが
ストーリーは、「あなたは鹿です」といったあたり。全編通して、浅いんだか深いんだかよくわからないストーリーが展開される。

操作について。移動、ダッシュ、ジャンプ、攻撃、アクションなど3Dアクションによくある操作から、首を伸ばす、人間を鹿にするなど、このゲームならではの要素が多くある。
ゲーム性について。何とも説明しがたいが、要は鹿になって好き勝手やるゲームである。とにかく破壊の限りを尽くせば進むようになっている。
ネタ性については、筆舌に尽くしがたいほど。上記のクローズドβ版から継承されたネタもありつつ、新規追加されたネタも豊富。ストアページの画像や動画だけでもそのネタ性の高さは伝わってくるだろう。

ただし、少しばかり残念なのが、アーリーアクセス版からの追加要素がそこまで多くなく、若干短めであることか。しかし、1人の開発者によって作られたことを考慮すると、十分な面白さではある。
総じて、ネタ系シミュレーターとしては面白いゲーム。ネタゲーが好きな人ならばぜひおすすめしたい。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて。「トラックに轢かれて鹿として異世界転生した主人公は、最終的に未来の自分と戦う。」ところまで共通。
分岐で、「未来の自分を倒した主人公は、次の未来の自分になるのだった。」というルートと、「未来の自分とともに鹿の呪いを操縦し、巨大な自分たちを倒した。」というルートである。
しかし、こう書いてみると何が何だかわからない。ただ、壮大なストーリーで、伏線回収的なものもされており、見方によっては素晴らしいストーリーである。いろいろな謎は置いておくとして
操作について。こういったゲームに操作性を求めるのは野暮ではあるが、この操作性でラスボスのようなガチ戦闘は難しいものがある。特にダッシュ状態でしか使えない武器系は活用が難しい。
ゲーム性について。こちらも何とも言い難いものではあるが、バラエティ性の高さは評価したい。ただ、そのバラエティの豊富さゆえに、かなり推されている要素である「首を伸ばす」アクションが、若干影が薄くなっているのは残念。
コアラなどの一部隠しボスも面白く、強さも十分である。
総じて、少し残念な点がありつつも、それなりに遊べるゲーム。
嫌い