小粒ゲーム紹介98:Nubs’ Adventure

オーストリアのゲーム開発スタジオ、IMakeGamesによるゲーム「Nubs’ Adventure」の紹介。

一言で:Nubs’ Adventureとは
プラットフォーマー要素強めの2Dメトロイドヴァニア


概要

  • ジャンル:2Dプラットフォーマーメトロイドヴァニア
  • 開発者:IMakeGames
  • リリース日:2015年10月13日
  • 価格:通常時720円、セール時360円、App Store版250円、Google Play版272円
  • プラットフォーム:SteamApp StoreGoogle Play
  • 日本語:無、最低限の英語力があればOK
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用可
  • プレイ時間:3~4時間
物語性 ★★★☆☆
ゲーム性 ★★★★☆
難易度 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
探索要素 ★★☆☆☆

 

こんな人にお勧め

  • プラットフォーマーが好きな人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

Nubs’ Adventureは、魅力的なストーリーと広大な世界の探検を合わせた、探索型プラットフォーミングアクション。

このゲームは、プラットフォーマー要素が中心の2Dアクションである。一応、探索要素もあり、少しばかりメトロイドヴァニア感もあるが、本当に少しだけなのであまり期待しない方がよいだろう。

なお、日本語はない。物語主体のゲームではないし、出てくる単語もそこまでレベルが高くないので、最低限英語力があれば十分楽しめる。

ストーリーについて。「Nubsの家に、Red(s)が突然やってきて、家を破壊された。命からがら生き延びたNubsは、家を再建するために冒険に出る。」といったあたり。

nubs_intro
一筋縄ではいかない冒険。蜂の針一つでも一撃でやられる。

操作について。上下左右への移動とジャンプ、それにアクションだけとシンプル。スマホ版もあることから、それを想定したシンプルな操作になっているのだろう。

ゲーム性について。基本的には、探索をして、家を再建するためのジェムを集めることが目標となる。
道中は敵や罠がある。主人公Nubsはそこまで強くなく、敵や罠に触れれば一撃でやられるし、高所からの落下でもやられる。随所にチェックポイントがあるため、いわゆる死に覚えタイプのゲームとも言える。
武器としてブーメランが手に入り、敵を倒すことはもちろんできる。しかし、ブーメランである都合上、そこまで飛距離はないし、当たるまでのラグもある。それに、キャッチしないと再度投げられないため、このブーメランとの付き合い方も重要になってくる。
割と精密な移動が求められるプラットフォーマー要素もあるが、それ以外にパズル要素もある。他、Nubs以外のキャラクターを操作するパートもあり、結構いろいろな要素があって楽しめる。

nubs_worm
ボス戦もある。ここではワームを操作して立ち向かうことになる。

探索要素はそこまで強くないが、それでも最低限楽しめる分だけの要素はある。収集するジェムの中には隠されているようなものもあるし、鍵がないと行けないエリアもある。それらはすべてマップに示されるため、100%クリアもしやすいつくりとなっている。そしてそれを補助するファストトラベルまである。そのため、探索要素の少なさに反して「良い探索型ゲーム」の要件を満たしているといえる。

総じて、様々な要素がうまく詰められており、想像より楽しめたゲーム。ただ、ボタン数の少なさによって若干操作しづらい点はある。しかし、それを含めても十分楽しめるだけのポテンシャルがあるゲーム。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
まずはストーリーについて。「妖精の手助けによって家を再建したNub。しかし、Red(s)によって妖精がさらわれてしまう。妖精を助けたNubsは、一緒に暮らすことにした。」といったあたり。
スタートの時点で相当ひどい目にあうNubs。そのため、単純ながらこういうストーリーには泣かせられる。

操作について。上述したように、シンプルであるための弊害の部分はあるものの、おおむね問題ない。

ゲーム性について。どの要素もよい感じである。

総じて、全体的なポテンシャルが高く、インディーズならではの良さが詰め込まれた作品。