
スウェーデンのゲーム開発スタジオ、Ludosityによるゲーム「Princess Remedy 2: In A Heap of Trouble」の紹介。
一言で:Princess Remedy 2: In A Heap of Troubleとは
生き物(?)を治療していくネタ性あり2Dシューティングアドベンチャー
Princess Remedyシリーズ
Princess Remedy in a World of Hurt→Princess Remedy 2: In A Heap of Trouble(今ココ)
概要
- ジャンル:2Dシューティングアドベンチャー
- 開発者:Ludosity
- リリース日:2016年9月9日
- 価格:通常時520円、セール時161円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:無、かなり英語力が必要
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:1~2時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★☆ |
ネタ性 | ★★★★☆ |
こんな人にお勧め
- 前作をプレイして気に入った人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
巨大なボスタワーが町全体を持ち上げながら地面より現れた。そして、タワーに住んでいる人はあらゆる種類の謎の病気にかかり始めた。土星のヒーリングスクールで勉強中のPrincess Remedyは、能力を使ってみんなの治療をし、ボスタワーを打ち倒さなければならない。
このゲームは、見た目からわかるように、Atari 2600やAtari 5600を彷彿とさせるグラフィックが特徴的な2Dシューティングアドベンチャーゲームである。今作には、前作「Princess Remedy in a World of Hurt」があり、そちらは無料で遊べる。直接的に物語がつながっているわけではないが、何せ無料なので、そちらをプレイして、気に入ったら今作を遊ぶという方がよい。
なお、日本語はない。ストーリーを理解するにはかなり英語力が必要なので注意。前作も同様なので、前作で試してみるとよい。
ストーリーについては上記ストアページ説明文の通り。一応、前作の前日譚にはあたるストーリーとなっている。

操作について。基本は上下左右への移動とダッシュだけ。加えて、後述する治療モード中は、薬(弾)を撃つこととアビリティの使用ができる。
ゲーム性について。このゲームでは、フィールド上にある宝箱や、キャラクターを治療することによって、様々な能力が強化される。エリアの区切り目には道をふさぐように中ボスがいるのだが、この治療を開始するには一定以上の体力が必要となる。そのため、基本的にはそのエリアにいるキャラクターをほぼすべて治療する必要がある。
このゲームは探索モードと治療モードの2つのモードに分かれている。探索モードでは、フィールド上を歩き回って、宝箱を開けたり、キャラクターに話しかけて治療モードに入ったりすることができる。このモードでは、隠し通路などがたくさんあり、一筋縄ではいかない宝箱も多く存在する。

次に治療モードについて。病気にかかっているキャラクターに話しかけるとこのモードに入る。フィールドは一画面のみで、敵をすべて倒すと治療完了となる。やられてもその治療がやり直しになるだけなので、何度も繰り返して敵のパターンを把握するというのも大事になる。
そして、前作にはない要素として、デートシステムがある。これは、治療を完了したキャラクターに対して話しかけることでデートができるというもので、連れているキャラクターに応じて様々なアビリティが使えるようになる。ただし、一度に一人しか連れて歩けないので、治療対象次第でデートする相手を変える必要が出てくる。
難易度はいくつかあり、難易度によって敵の攻撃力はもちろん、行動パターンまで変わってくる。特に最高難易度は1つのミスも許されないレベルで難しいので、腕に自信があるならプレイしてみるとよいだろう。

また、治療する対象がバラエティ豊富で、かつネタ性もある。具体的には延べないが、特に治療前後のセリフは必見。ここらへんはLudosity節といったところ。
総じて、前作からの正統進化といったゲーム。ただ、若干目新しい要素は少なめとなっているため、もう少し何かあってもよかったかなとは思う。
Princess Remedyシリーズ
Princess Remedy in a World of Hurt→Princess Remedy 2: In A Heap of Trouble(今ココ)
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
ストーリーについて。「無事治療を完了したPrincess Remedyは、(デートをしている対象)とダンスをする。」といったあたり。前作同様、デートをしている対象によってエンディングが微妙に変わる。また、この際ミニゲームとして音ゲー的なのがあるのだが、開発者によると「このミニゲームのために、サントラが大幅に長くなってしまった」とのこと。
操作については特になし。ゲーム性について。
実は今作も、前作同様Jealous Chestが存在する。そもそも見つけることからして難しいのだが、普通にプレイしていると見つけても何もできない。今作では、「誰ともデートせずJealous Chestまでたどり着くとデートができる」ようになっている。前作の「1つも宝箱を開けてはいけない」に比べるとかなり簡単になっている。なお、一度デートすれば、他のキャラクターとデートをしても再度デートができるようになっている。

なお、隠しボスもいる。この隠しボス「That Guy」は、前作が初登場ではあるが、非常に印象に残りやすいためか、後年の作品にもたびたび出ている。
そして、隠しモードまで搭載。このモードでは、打って変わって一人称視点の、さながらDOOMだとかを彷彿とさせるようなものとなっている。ただ、あくまでおまけだからか、操作性(というより感度)が悪いし、若干酔いやすい。もちろんこれはこれで面白いが。
総じて、おまけ要素まで含め、前作から良い感じに進化した本作。