
ラトビアのゲーム開発スタジオColdwild Gamesによるゲーム「Luna’s Fishing Garden」の紹介。
一言で:Luna’s Fishing Gardenとは
釣りを中心に庭園づくりなども楽しめるゆったり系アクションアドベンチャーゲーム
概要
- ジャンル:2D釣りアクションアドベンチャー
- 開発者:Coldwild Games、illufinch
- リリース日:2021年6月17日
- 価格:通常時820円、セール時738円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:2~3時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
ゆったり度 | ★★★☆☆ |
こんな人にお勧め
- ゆったりとした雰囲気のゲームが好きな人
- 放置系ゲームが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
ルナのフィッシングガーデンは、心安らぐ釣りと建築を楽しめるゲームです。魚を釣ってキツネの精霊と交易し、新しい木や水辺、動物などを加えて夢の庭園を作り上げましょう。
このゲームは、2D釣りアクションアドベンチャーである。そこに庭園を造る=木を植えたり動物を設置したりという要素があり、これだけだとスローライフ系ゲームの様に思える。だが実際のところ、どちらかというと放置ゲームのような性質が強めなゲームである。(もちろん、ストーリークリアまでならそこまで放置しなくてもクリアできるが)
ストーリーについて。「主人公キャシーは、ある日嵐に巻き込まれ、目が覚めるとキツネの精霊「ルナ」がいる島で目を覚ます。」といったあたり。
操作について。左右への移動とアクションボタン、それに設定等画面を開くボタンだけとシンプル。釣りに際しては2種類の操作方法が用意されており、好きな時に切り替えができるため、自分に合ったプレイスタイルを選べる。

ゲーム性について。基本的には、精霊から依頼を受ける→釣りをしたり植えたりするなどし依頼を達成する、の繰り返しである。依頼にはもちろんメインとサイドといったようなものが用意されており、依頼にはクリア報酬が設定されている。
釣った魚や植物等は、上述した「ルナ」に売ることができる。そうして得たポイントを使用し、一定時間ごとに収穫可能な植物を植えたり、釣竿をアップグレードしたり、様々な用途に使える。放置ゲームで例えるなら、釣り=手動でのポイント稼ぎ、植物=自動でのポイント稼ぎといったあたりか。

総じて、全体的に高クオリティなゲーム。上述した以外にも、いろいろと細かな気配りが充実しており、ストレスなく楽しめる設計になっている。こういった、ゆったりとしたタイプのゲームは、いかにストレスを感じさせないか、収集要素等のバランスなどが重要になるのだが、どの要素も十分に良い。ストレートにストーリークリアを目指すと若干値段の割に短いが、このタイプのゲームはなかなか珍しいのでぜひ。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
なかなか、ありそうでなかったゲーム。何よりも、細かな気配りにおいては非常に優れているといえる。欲を言えば、島と島の間をパッと移動できるような、いわゆるファストトラベル的なのがあると嬉しかったか。(とはいえ、サイドクエスト完了でスピード関連のアップグレードが手に入るので、十分と言えば十分だが)
ストーリーについて。「精霊たちの願いをこなしていくことで、最終的にガイアをよみがえらせた主人公は、精霊としてこのまま島に残るか、元居た場所に戻るかの選択をすることとなる。」といったあたりで、最後の選択はそこまで重要なものではなく、島に残っても好きなタイミングで戻ることができるし、戻ったら短いカットシーンの後、クレジットとなる。
短いカットシーンは本当に短く、物足りなさも感じるところではある。

操作性について。基本的には問題ないが、陸上での移動スピードが遅めなのは少し気になった。船や風船は速くなるため、相対的により遅く感じる。ダッシュ等があれば嬉しかった。
ゲーム性について。全体的に難しすぎず簡単すぎず、適度な感じ。収集要素もそこまで大変ではない。ゆったりと楽しむにはちょうどいいかもしれない。
総じて、ちょうどいい感じのゲーム。全体的にうまくまとまっており、強く印象に残るほどではないが、それでも記憶に残るタイプのゲーム。