大粒ゲーム紹介41:Don’t Escape: 4 Days to Survive

ポーランドのゲーム開発者scriptwelder氏によるゲーム「Don’t Escape: 4 Days to Survive」の紹介。

一言で:Don’t Escape: 4 Days to Surviveとは
4日間を生き延び謎を解明するポイント&クリックホラーアドベンチャーゲーム


概要

  • ジャンル:ポイント&クリックホラーアドベンチャー
  • 開発者:scriptwelder
  • リリース日:2019年3月12日
  • 価格:通常時1,480円、セール時740円
  • プラットフォーム:Steam
  • 日本語:無、それなりに英語力が必要
  • マルチプレイヤー:無
  • コントローラー:使用不可
  • プレイ時間:7~8時間
物語性 ★★★★★
ゲーム性 ★★★★☆
難易度 ★★★★☆
コスパ ★★★★☆
怖さ ★☆☆☆☆

 

こんな人にお勧め

  • ドット絵のアドベンチャーゲームが好きな人
  • 同開発者のほかのゲームが好きな人

 

ネタバレなし解説

ゲームについて、以下ストアページより翻訳。

世界の終末の4日間を生き延びろ。このポスト・アポカリプスポイント&クリックスリラーで、あなたの選択で生き残るか・・・もしくは死か。

このゲームは、scriptwelder氏による「Don’t Escape」シリーズの4作目である。そして、他は元がフラッシュゲームだったのに対し、今作は最初から製品として開発されたものであり、その分内容が充実している。なお、他のゲームとのつながりはないため、今作から遊んでも問題はない。

なお、日本語はない。クリアするだけなら問題ないが、ストーリーを理解するには相応の英語力が必要となる。特に今作はストーリー重視のため、理解できたほうが楽しめる。

ストーリーについて、「とある出来事により半分に割れた月。それにより、地球には未曽有の危機が訪れていた。生命がほとんど絶えたこの惑星で、4日間を生き延びろ。」といったあたり。

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安定のドット絵。今作は明るい場所が多くなり、より見ていて楽しい。

操作については、よくあるポイント&クリックゲームらしく、クリックでアクションである。また、ダブルクリックするとキャラクターが走る。

ゲーム性について。毎晩起きる様々な出来事(クモや毒の霧など)から生き延びるため、昼間にその備えをするという、前々作「Don’t Escape 2」と似たようなもの。
ただし、前々作に比べると、様々な部分が進化。選択肢や探索範囲、パズル要素など様々な部分が増強された。また、持ち運べるものの重量制限や、重さによって変わる要素も追加された。それに伴い制限時間には大幅な猶予が与えられ、より探索を楽しめるようになった。

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重量制限やアイテム数制限。それによる取捨選択など、気を付けるべき点が増えた。

ホラー的な面でいうと、今作は割とホラーという感じではない。ただ、毎晩起きる出来事の中にはホラー的なものもあるし、ポスト・アポカリプスな世界観によるホラー要素もあるので、完全にホラーではないわけではない。

総じて、製品版ならではのボリュームアップによって、より面白みが増した今作。なお前作までとの直接的なつながりはないものの、プレイしていたらニヤリとする要素があるため、前作をプレイしてからやるとより楽しめるだろう。


ネタバレあり感想

※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール

それではネタバレありで感想を書きます。
今作は、まさに「Don’t Escape 2」の完全版ともいえるもので、全体的に非常に良くなっている。

ストーリーについて、途中発生する出来事は夜のイベントによって異なり、また誰が生き残るかによって異なるが、共通部分でいうと「月が地球上に落下する日、主人公(達)はスペースシャトルで月面基地へと着陸する。そこでは並行世界へと自分の意識を飛ばすための施設があった。それを利用して・・・」となる。具体的な要素は省略するが、「ポスト・アポカリプス」「宇宙系SF」「多元宇宙論」など、様々なSFにありがちな要素をうまくまとめてある。

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    なお、夜のイベントを100%クリアすると、ちょっとしたボーナスと実績がある。

    操作について、これはこういったタイプのアドベンチャーゲームだから仕方ないが、やはり移動でイラつくことはある。

    ゲーム性について、取捨選択や時間制限の要素、取り返しのつかない要素などはあるものの、正直時間制限要素が空気になってしまっている感はある。ただ、ボリュームがボリュームなだけに、詰む要素をできるだけ減らすための配慮といえばそうかもしれない。(ただ、それならいっそ制限時間がなくてもいいのではないかとも思うのだが)
    なお、プレイするたびに変わるイベントや、選択によって変わる登場人物の生死、それによるエンディングの分岐などでリプレイ性はそれなりにある。特に、いわゆるトゥルーエンド以外はどれもエンディングとは言いにくい展開なので、ぜひトゥルーエンドを目指してほしい。

    総じて、全体的に大きな不満はないゲーム。なお、前作までとのつながりとして、絵画は特にわかりやすい要素ではあるが、「Night-Folkに関する記事」や「ゾンビの大群が押し寄せる話題」といった要素、更には(Deeper Sleepの隠し要素のネタバレにつき反転)Deeper Sleepでぬいぐるみ関係のイベントで救われたキャラクター(Cody)と同じ名前のキャラクターなど、前作までをやりこめばやりこむほど楽しめる。もちろん物語の主軸とは関係ないが、ファンサービス精神もあって良い。