
スロバキアのゲーム開発スタジオ、Blue Brain Gamesによるゲーム「The House of Da Vinci」の紹介。
一言で:The House of Da Vinciとは
レオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした3Dポイント&クリックゲーム
The House of Da Vinciシリーズ
The House of Da Vinci(今ココ)→The House of Da Vinci 2
概要
- ジャンル:3Dポイント&クリックパズルアドベンチャー
- 開発者:Blue Brain Games
- リリース日:2017年11月24日
- 価格:通常時2,000円、セール時400円、App Store版610円、Google Play版600円
- プラットフォーム:Steam、App Store、Google Play
- 日本語:有
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用不可
- プレイ時間:5~6時間
物語性 | ★★★★☆ |
ゲーム性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
論理度 | ★★★★★ |
こんな人にお勧め
- 脱出ゲームが好きな人
- ルネサンス期のイタリアやヨーロッパが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより引用。
ハウス・オブ・ダ・ヴィンチは、斬新でプレイすべき3Dパズルアドベンチャーゲームです。機械仕掛けのパズルを解き明かし、隠されたものを見つけ、部屋から脱出しよう.
このゲームは、タイトルにもあるようにレオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした、3Dポイント&クリックパズルアドベンチャーである。レオナルド・ダ・ヴィンチはご存じの通り、ルネサンス期にイタリアで活躍した芸術家であり、学者であり、技術者でもある。それをテーマにしているだけあって、このゲームの舞台設定も1506年のフィレンツェであるため、そういった要素が好きな人はよりハマるだろう。
ストーリーについて、ストアページより引用すると、
あなたはダ・ヴィンチの最も有望な弟子です。マスターのレオナルドが行方不明になりました。彼がどこに行ったのか、彼に何が起こったのかは分かりません。冒険に出発して、真実を解き明かしてください。

操作について。ポイント&クリックゲームらしく、左クリックでアクション、右クリックでキャンセルである。
ゲーム性について。よくあるポイント&クリックゲームのように、先へ進むために必要なアイテムを集めたり、パズルを解いたりするというものである。
このゲーム独自の要素として、一部機構の内部や少し前の時間で起きた出来事が見れるようになるレンズがある。
その他、ヒント機能もあるため、詰むようなことはほとんどないといってもいい。

総じて、全体的に完成度の高いポイント&クリックゲーム。しかし、割と「The Room」シリーズと似通った部分が多く、そういった意味での目新しさという点では弱い。ただ、あちら側はシリーズが進むごとに超常現象的な要素が主になっていったのに対して、こちらは一貫して装置の機構を重視している点は差異であろう(もちろん、こちらでも通常ではありえないような現象もおきるが)。
なお、続編も出ているため、今作を気に入った人にはお勧めしたい。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
上述したように、このゲームは「The Room」シリーズと似ている。ただ、個人的にはこちらのほうが気に入っている。なぜなら、あちらは完全に架空の設定で進むのに対し、こちらは現実の要素をかなり加えているからである。
舞台設定から、出てくる装置の一部等々、よく作りこまれており、没入感という意味ではこちらのほうが勝るだろう。
ストーリーについて。「タイムマシンを発見した主人公は、レオナルド・ダ・ヴィンチを追ってタイムマシンに飛び込む。だが、同時に謎の追手も飛び込んでしまい…」と、明らかに続編へ続くようになっている。タイムマシンなど、超常現象的要素はあるものの、ある種「レオナルド・ダ・ヴィンチならありえた」と思えるのは面白い。

操作については、個人的にズームインがダブルクリックというのがやりづらを感じた。その他、マウスを使って物を動かすシーンなども動かしづらく、ここらへんはスマホ向きだと感じた。
ゲーム性については、実際のところ多く語る要素はない。上述した独自要素も、「The Room」シリーズで出てきたものと若干ながら似ている。ただ、脱出ゲームとしては良いゲーム性だとは思う。
総じて、全体的にクオリティが高いゲーム。なお、ゲーム中ではレオナルド・ダ・ヴィンチ本人は登場せず、名のある人物もほとんど出てこないが、次回作では出てくるため、より没入感が出ている。もちうろんストーリーも続いているので、ぜひ遊んでもらいたい。