
アメリカのゲーム開発者Fred Wood氏によるゲーム「LOVE」の紹介。
一言で:LOVEとは
8ビット風なドット絵高難易度2Dプラットフォーマー
LOVEシリーズ
LOVE(今ココ)→LOVE 2: kuso
概要
- ジャンル:2Dプラットフォーマー
- 開発者:Fred Wood氏
- リリース日:2014年2月8日
- 価格:通常時310円、セール時62~232円
- プラットフォーム:Steam
- 日本語:無、英語がわからなくても問題なし
- マルチプレイヤー:無
- コントローラー:使用可
- プレイ時間:~1時間
物語性 | ☆☆☆☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★★★★★ |
コスパ | ★★☆☆☆ |
イライラ度 | ★☆☆☆☆ |
こんな人にお勧め
- 高難易度プラットフォーマーが好きな人
ネタバレなし解説
ゲームについて、以下ストアページより翻訳。
Loveはレトロの美と高難易度に焦点を合わせた、過去へと回帰したプラットフォーミングゲーム。カスタムリスポーンシステムに、16のレベル、12のサウンドトラック、スコアの競い合い、そして簡単なレベル作成ができる。
このゲームは、まるでAtari 5200などを意識したような、レトロなグラフィックが特徴的な高難易度プラットフォーマーである。高難易度とはいえ、後述するゲームシステムなどにより、割と優しめに感じる。もちろん、高難易度が好きな人も楽しめるような配慮もされている。
なお、このゲームにはオリジナルとなった、フリーゲーム版「LOVE」が存在する(Web Archive)。このゲームはもともと、タイトルが「LOVE+」であり、オリジナル版にステージを追加したようなものであった。興味がある人は遊んでみるのも良いだろう。
日本語対応していないが、メニュー程度にしか言語は出てこないため、英語がわからなくても問題はない。

ストーリーはないので、操作について。左右移動とジャンプ、それに加えてチェックポイントの作成がある。なお、ジャンプについては、ボタンを押す長さで高さが変わる仕様。他、自滅ボタンもある。
ゲーム性について。基本的にはステージクリア型プラットフォーマーで、規定のライフ以内に全レベルをクリアすることが目標となる。この「規定のライフ」は、モードや難易度によって変わるが、一番基本となるモードでは100となっている。
ステージには様々な障害物や落とし穴などがあり、触れたりすると一撃でやられるという仕様になっている。ここはよくある高難易度プラットフォーマーらしい。

そして、このゲーム独自のシステムであるチェックポイント作成システムについて。空中にいなければ好きな場所に作成が可能となっているうえ、作成によるペナルティはないため、好き放題作成できる。ただし、作成したチェックポイントに障害物が触れた場合、チェックポイントが削除される。つまり、その状態でやられてしまうとスタート地点まで戻されてしまう。要注意。
なお、モードには「YOLO」(=一回でもやられると終わり)モードがある。腕に相当自身のある人、根気のある人は挑戦してみても良いだろう。
総じて、高難易度プラットフォーマーとして、それなりに良いゲーム。ただ、初見でクリアするだけでも20分程度しかかからなかったため、やりこみなどしないとかなり短いゲーム。なお、続編に「LOVE2: kuso」があるため、今作を気に入った人は遊んでみるのも良いだろう。
ネタバレあり感想
※ここから先ネタバレあり、それでもいい方はスクロール
それではネタバレありで感想を書きます。
一応、ジャンル分けの都合上「高難易度プラットフォーマー」としたが、実際のところ「YOLO」モード以外はそこまで難しくない。ただ、個人差が大きく出るタイプのゲームではある。それだけに、他のモードと「YOLO」モードの間に難易度があればと思った。(なお、次回作では難易度が細分化された。)
操作について。ジャンプ力の調整や左右への移動という要素において、非常にキビキビと動く。ドット単位での調整もしやすく、まさにこのグラフィックならでは。

ゲーム性について。チェックポイント作成のシステムは、カジュアルプレイヤーにとってかなり良いものだろう。こういったゲームでありがちな、「難所を連続で突破しないといけない」というような部分がほとんどなくなっている。ただ、その分「繰り返すことで覚える/技術を向上させる」楽しさというのが少しばかり損なわれているのは残念。
ただ、「YOLO」モードになると話は変わってくる。このゲームにはランダム性がないため、すべてはプレイヤーの技量に依るようになる。そうした時に、上述した操作性と相まって、高難易度プラットフォーマーとしての面白さが十全に出てくる。ただ、16レベルを通してやるのはさすがにきついものがある。この点も次回作では改善されている。

ただ、不満点もある。特に、どれが触っても大丈夫なものなのかという点。グラフィックが単純であるが故の欠点である。また、「先が見えない状態で落下する」というのがいくつかあり、ここは若干理不尽。
総じて、粗さはあるが、出来としてはかなり良いゲーム。続編ではいろいろと改善されており、今後にも期待できる。